今回は将棋団体の話に戻ります。

将棋の大会・例会で「誰がするか」抜きに「何をするか」だけが所与であると (決定事項であると)、担当になった人の負担が大きいことがあります。

例えば、私が関わる将棋大会では、進行の情報 (誰が誰に勝ったか、次の対局相手は誰か) は全て web を通して示しています。これは、大会後に結果を web に掲載するという意味ではなく、対局者から勝敗報告があったら即座に Google Spreadsheets に反映させ、その URL は大会開始時に QR code として示しているから大会参加者も保護者も即座に進行を確認できる (そして保護者が大会会場を離れても確認できる) という形です。

しかし、私が大会運営に参加するかしないかに関わらず「この大会では大会進行の web 配信を必ず実施しよう」などと先に決めてしまうと、私が大会運営に参加できない大会では担当者が結構苦労すると思います。

しかも、機材の問題もあります。子ども大会では、子どもは電子端末など持っていないことも多いので、そういう子どもでも大会進行が確認できるように、参加者向けの端末も用意しなければなりません。ちゃんと数えたことはありませんが、私はこういう用途に使える端末をいくつも持っているので (多分10台以上持っています) 私が担当する限りは端末面でも問題ありません。ですが、大抵の人は子どもに触らせても良い端末など殆ど持っていないのではないかと思います。


結局、将棋大会・例会というものは「運営に○○さんが参加すると○○が実現できる」の集合体として構築するのが最適であるような気がします。

だとすると、将棋大会として本当に最低限実現しなければならないことは何でしょうか。この話は次回書きます。