こんな題目をつけたら、渡辺明名人の話になりそうな気がしますが、別です。

実は私は、競馬が好きです。…と言っても、昔ほどハマらず、今は1年に1度か2度、馬券を買うくらいです。(昔は、毎週土日の中央競馬全場全競走の走破時計や上がり時計から解析したり、相馬眼を鍛えようとしたりしていました。)

で、競馬の何が好きかと言うと、競走自体も好きなのですが、競馬場の雰囲気も好きなのです。

G1 競走だと、paddock は社交界の雰囲気がでてきます。貴族たちの争いの場という流れもあるのでしょう。

でも一方で、外見を気にしない競馬オヤジもたくさんいます。

芝生には、家族連れも多いのです。

「社会階層」って言い方は好きではありませんが、それにしてもこれほど多くの階層から人々が集まって同じことを楽しんでいるって、素敵なことだと思いませんか? 大事なことは、馬を驚かさない、他人に迷惑をかけない、などのマナーだけ。馬券を買わずに予想だけするなら、入場料だけで一日中遊べる。友人と来場してもよい、家族と来場してもよい、もちろん1人で来場してもよい。なんなら馬主になってものすごいお洒落をしてきてもよい。ほぼ何でもアリに思えてきます。

これって、将棋と似ていませんか? 最低限のことを守ってくれれば、どんな人でも受け入れますよ、という世界です。1人で大会に参加したっていいし、いわゆる「コミュ障」だって構わない。どんなに強い人でも大抵は会場にもっと強い人がいるのと同様に、どんな弱い人でも恐らく会場にはもっと弱い人もいる。強い子どもが大人に勝つ場面など大量に発生するから、大人が子どもに負けること自体も全く恥ではない。最低限のことを守っている限り、何でもアリです。