Challonge を使ってみた感想。(身バレの可能性が少々あるので、いずれ限定公開にするかもしれませんが、とりあえず公開します。)

なお、分かりやすさを重視しない文章なので、分からないところは読み飛ばして下さい。

  • 将棋大会専用ではない。様々な遊戯の大会のための汎用 site といった感じ。
  • 充分に日本語化されている点はよい。
  • 無料でもかなり色々なことができる点はよい。
  • 何人であろうと Swiss 式でも自動で対局を組んでくれるところがよい。
  • 対局者決定の細かい算法 (algorithm) はよく分からない。
  • 対局相手は手動で変更できるっぽいが、やたらと動きが遅い。変更したつもりが、実際に反映されるまで何秒も待たされ、てっきり「今の操作は無効だったようだから、再操作しよう」と思い込んで同じ操作をすると、それらがとても遅延して server に反映された。手元の画面は更新されていないのに、server に操作だけ送信され、ぐちゃぐちゃになった。
  • …というか、多分 frontend は React.js。私は Ajax はあまり好きじゃないのだが、その中でも React.js は特に嫌い。本家の Facebook も、多分 React.js のせいで操作感がロクでもないことになってる。何か書き込もうと思っても10回中8回くらいは失敗する (というか状態遷移がおかしくて書き込み中の文が勝手に変更されてしまう) し、私にとって Facebook の UI は最悪に近い部類だ。ただ、Facebook と比較すると、Challonge は (次項を除けば) そこまでひどくはなかった。
  • 使っている途中で、 502 Bad Gateway 連発。当然、Ajax の通信も失敗する。ところが、Ajax を使う環境で 502 Bad Gateway が発生している状態では、通信が遅延しているのか失敗しているのか、さっぱり分からない。script file の読み込みに失敗しているのかどうかすら分からない (いや、packet capture すれば分かるけど、今回はそれは悪手)。たった1つの対局結果を書き込むために何十回も同じ場所を click したり、「そもそも script file を読み込んでいないんじゃないか」と思って page を reload したり、本当に苦労した。
  • 上記の問題は、恐らく server 性能の問題。無料会員と有料会員の servers が分離されていない限り、有料会員になってもこの問題は発生するだろう。今回のように server の反応が極端に悪くなった場合に備えて、対局結果は web 上で入力すると同時に手元の紙などへも記録しておくことが望ましい。
  • server 能力を利用者側で制御・増進できない以上、ちゃんとした将棋大会に用いるなら、自分で VPS を借りて自分で system を構築する方がよいような気がする。1日借りても数十円程度だし、VPS の全性能を自分の将棋大会に割り振ることができる。
  • 当然ではあるが、指導対局のための中抜け機能なんてものは用意されていない。
  • API が公開されている点は好感が持てる。まあ、それでも 502 Bad Gateway で止まっちゃったりするなら被害は大きいが。