今回の話は、私が勝手に考えている話です。

小学生の入門者が将棋を指している時間の心理状態は、どのようなものか。以下のような3つの変数である程度表せるのではないかと思います。

  • 爽快感/不快感。対局に勝てば爽快になり、対局に負ければ不快になります。「爽快値」という変数で考えると、勝てば増え、負ければ減ります。「爽快値」が減りすぎてある閾値を超えると、将棋そのものに対する嫌悪感を持ってしまいます。
  • 疲労感。対局に勝っても負けても増えます。100手以上かかった対局なら、特に大きく増えます。
  • 成長感。「自分が強くなった」または「新しい指し方を覚えた」という感覚を得た度合いを表します。ただし、入門者のうちは、成長を感じられる場面を教える側が意図的に用意してあげないと、入門者自身で成長を感じることは少ないと思われます。

で、入門者のこういう心理状態に敏感でないと、私が以前の記事で取り上げた動画のようになってしまうような気がします。

疲労感はどうやっても増えていく一方なので、爽快感と成長感をどうやって誘導するか、を考えることが大切だと考えています。「爽快感が増える」または「爽快感は増えないけど成長感がある」、どちらかの状態である時間が長いほど、将棋が好きになってもらえるのではないか、と思います。

小学生の入門者が将棋に触れている時間のうち、上記のどちらかである時間は、全体の何割くらいなんでしょうね。願わくば、全ての入門者の小学生が、将棋時間の8割以上を「爽快感が増える」または「爽快感は増えないけど成長感がある」のどちらかで過ごせますように。