ふと思いついの多ですが、もしかして「普及」と「育成」は別々に考える方が良いでしょうか。
両者には重複する部分がまあまああることは認めた上で、それでも別々に考える方がよいような気がしてきました。
「普及」に必要と思われる要素は以下の通り。
- とにかく「勝つと嬉しい」ということを体験してもらう。
- 相手の王手放置で勝つ、という経験でもよい。(素人小学生の大部分の対局は、恐らく「詰み」ではなく「王手放置」によって決着していると思われます。)
- 「将棋は怖くない世界だよ」と感じてもらうことが大事。
- 「普及」しようとする者は、内気な低学年女子小学生あたりを念頭に置いて、「体験してみてもいいかな」と思ってもらえる振る舞いができたら成功。
「育成」に必要と思われる要素は以下の通り。
- 「学ぶと強くなる」を体験してもらう。
- 相手の玉を「詰み」状態まで持っていくことが基本。
- 棋理に従って、今後もどんどん成長できるように教えることが大事。(私のように棋力が低い者は、自分が教えられる限界を強く自覚しておくことが望ましいと思います。「ちょっとでも自信がなかったら、棋力が高い人に丸投げ」くらいでちょうどよい気がします。)
- 「育成」しようとする者は、強くなりたい小学生 (男女問わず) あたりを念頭に置いて、「今日も教わって強くなった」と思ってもらえる振る舞いができたら成功。
で、今までは「育成」にばかり目を向ける傾向が強かったのではないかな、と勝手に考えています。
あと、将棋教室・将棋道場・将棋大会では継続的に NPS を測定することで普及に役立つような気がします。子ども自身の満足度ではなく、「友だちに勧めたいか」を評価してもらうので、普及に直結しやすい指標になるのではないかと考えています。