ついに「道場再開」

関西将棋会館道場も、ついに再開されることとなりました。もちろん、再開されること自体は良い知らせなのですが、私は別の点に驚きました。

ついに「web 申し込み限定」

土曜日はHP上の申し込みフォームから予約された方(前々日の木~金)のみ受け付けし、先着100名とさせていただきます。申し込みページ

これが20年前なら、「電話で予約された方のみ受け付け」だったでしょう。当時、web で受け付ける技術は確立されていましたが、こういった受付を「web に一本化してよい」という風潮はかなり小さい時勢でした。「電話なら (ほぼ) 誰でも利用できる、電話も利用できない人 (は殆どいないから、そういう人たち) の権利は考慮しなくてよい」という感じでした。実際のところ、公衆電話もそれなりに使われていて、(通話料が高くつくことを除けば) 電話が使えない人は本当にほぼ存在しなかったのです。

ただし、先着100名を電話で受け付けたら、人件費がそれなりにかかったことでしょう。1人の利用者の電話受付が3分間だとして、ひっきりなしに電話がかかってきても1時間に20人の受付が限界です。この電話受付を、手合い係の人が追加業務でやるとしたら、かなりの負担増です。電話応対のためだけに1人の従業員を追加 (ただし正規雇用である必要はない) しなくてはいけないほどだと思います。

これが、web 受付なら簡単です。担当者がちょっとだけ手間をかけて申し込み form を作ってしまえば、あとは人件費も不要で勝手に申し込みが集積されていきます。ここで言明しておきますが、私は web 申し込み一本化に賛同しています。

問題は、web 申し込みに限定してしまうと、web が利用できない人を疎外してしまうことです。そういった人たちを疎外しないために人件費をかけるか、それとも費用があまりかからない形で土曜日の道場を再開するか。

私の予想ですが、今の60代半ばかそれより若い人たちは、ほぼ web が使えると思います。それより高齢の人たちは、web を使えない人の割合が少々あると思います。そういう人たちを疎外する方式を日本将棋連盟が採用した、ということが私の最大の驚きです。(再度書きますが、私は驚いたというだけで、この方式を採用したことに賛同しています。少数の人のためだけに大きな費用を発生させることは、独立採算の法人として望ましくないことが多いからです。)

まあ、「100人定員のうち5名は、毎週木曜日午前に道場利用者の先着順で受け付けます」みたいにすると、web が使えない人も疎外されなくなって、よい落としどころだと思うんですけどね。木曜日の午前中に5人が埋まらなければ、その分を web 申し込み定員に回せばよいだけですし。