今回も「負け係」とは無関係の記事です。

【竜王戦5組昇決】安用寺孝功六段が桐山清澄九段に勝利、2回戦進出!の記事を見て、このお二方の対局があったことを初めて知りました。


私の息子に指導対局をして下さった棋士の方々の中で、私が「初心者向けの指導が最も優れている」と感じたのが、このお二方なのです。私自身の棋力が低いので、上級者・有段者向けの指導については私はよく分からないですが、初心者向けであればこのお二方は大変良い指導をして下さると思います。

指導対局の中で私が重視していることは、形勢評価です。「良い手」と「悪い手」の違いは、「形勢が良くなる手」と「形勢が悪くなる手」だと考えていますので、指導対局中に「形勢が良くなったのか悪くなったのか」を棋士の方が呟いてくれるだけで、受講者にとってはとてもよい情報になっていると思っています。

最初から終局までずっと無言の指導対局をなさる棋士の方もいらっしゃいます。中級以上の受講者であればそれも良いかも知れませんが、初心者は、形勢もあまり判断できずに指していることが多いと思うので、形勢を呟いてくれることはありがたいです。


もし私が「全棋士の中から自由に選んで指導対局をお願いしていいよ」と言われたら、真っ先に選ぶのがこのお二方です。そのお二方のの公式対局があったということで、私としては何だか嬉しい気分になっています。

(私自身が指導対局を見たことがある棋士の方は20人くらいなので、少ない母数による判断であることは承知しています。)