元プロレスラーのダイナマイト・キッド氏が60歳で亡くなったというニュースが流れましたが、YouTubeでダイナマイト・キッド氏の重い脳梗塞で寝たきりに近い状態になっていたのを見たので、あまり驚かなかったですが、60歳で亡くなったのは早すぎます
私がダイナマイト・キッド氏を初めてテレビで見たのは、新日本プロレスでジュニアヘビー級王者だった藤波辰爾氏の挑戦者決定戦で黒人の選手を相手にトップロープからのダイビングヘッドバットで勝った試合ですが、技を仕掛けたダイナマイト・キッド氏が流血して黒人の選手と2人とも試合後フラフラになった試合で、すごい無茶をするなと思いました
そしてダイナマイト・キッド氏といえば有名なのは、初代タイガーマスクとの抗争で初代タイガーマスクのデビュ戦の相手がダイナマイト・キッド氏で伝説の名勝負を行いました
個人的のは、初代タイガーマスクのデビュ戦の相手が強豪のダイナマイト・キッド氏だったのは大成功で、2人のスピードがありキレがある攻防からの初代タイガーマスクの勝利は、タイガーマスク伝説のキッカケになりました
私個人では、このタイガーマスクとの抗争を中心とした新日本プロレスのジュニアヘビー級時代から全日本の移籍してWWFでもデービーボーイ・スミス氏とのタッグで活躍していて、1986年に椎間板に大怪我をするまでが、ダイナマイト・キッド氏の全盛期だったと思います
全日本プロレス時代のダイナマイト・キッド氏はデービーボーイスミス氏との「プリティッシュ・ブルドッグス」のタッグで活躍して、その後はジョニー・スミス氏にパートナーが変わりましたが、全日本プロレスの常連外国人選手でした
ダイナマイト・キッド氏の全日本プロレスでの名勝負といえば、私が印象に残っているのは、後楽園ホールのマレンコ兄弟戦と日本武道館のスタン・ハンセン、テリー・ゴディ組戦でこの2試合は会場の盛り上がりもすごい名勝負でした
ダイナマイト・キッド氏のファイトスタイルは、「爆弾小僧」「カミソリファイター」と異名をとる、徹底的に鍛え上げられたビルドアップされた体から繰り出される、スピードとキレがあるハードコンタクトが特徴のスタイルで、危険な技もかなり使っていました
ダイナマイト・キッド氏のトップロープからのダイビングヘッドバッド、高速ブレンバスター、高速ラリアット、ツームストンパイルドライバーや新日本プロレス時代に使っていた高速バックドロップが印象に残っています
またダイナマイト・キッド氏と初代タイガーマスクの抗争は、その後のプロレスに大きな影響を与えて、ダイナマイト・キッド氏のファイトスタイルを参考にした選手がたくさん現れました
ただダイナマイト・キッド氏は椎間板の大怪我の後遺症やステロイドと鎮痛剤など薬物の影響で、全日本プロレス時代もだんだん体の筋肉が萎んでいき、体も小さくなっていきましたが、それでも瞬間瞬間は自分のファイトスタイルを貫き、全日本プロレス時代はタッグ専門に近いやり方は正確だったと思います
私の記憶のダイナマイト・キッド氏は、強くてカッコいい妥協しない素晴らしいプロレスラーでした
ご冥福をお祈りしますいたします