前に札幌のブラックな業種は2014年の初め位から大きく求人環境が変わったと書きましたがブラックな業種の企業は大手も地元も混乱しているように見えます

不況の札幌では2年位前まではブラックな業種では企業が強く、大量の募集を求職者がしてきたので強気にふるいにかけてどんどん解雇をしてきましたし雰囲気もいつ辞めてもいいぞという冷たい態度だったと聞いています

普通の企業は人事や採用と現場は違いますが人事や採用の担当も年齢や経歴で求職者をどんどん不採用にしてきました

それが2014年の初め位から求職者側もブラックな業種の実態を把握してきて避けるようになったのと札幌市がブラックな業種を雇用対策で援助したりどんどん企業も増えて事業拡大の流れになり、慢性的な大量の人手不足状態になっています

この状況の変化にまずは人事や採用の担当部署は求人雑誌やホームページで働きやすい楽しい職場、時給や勤務時間の自由、正社員登用アピール、資格や楽しい仕事とアピールや充実した研修で未経験者歓迎などをして人材争奪戦で何とか求人を確保しようと必死になっています

さらに会社説明会や職場説明会や登録会に履歴書や職務経歴書が不要の面接だけの求人アピールなどを始めました

しかし人事や採用の部署が変わっても現場サイドはなかなか変われないというジレンマが起きているようです

このブラックな業種の職場の特徴は女性の比率が凄く高く女尊男卑の環境で札幌のサヨク的な地域性もあり、かなりこの傾向が強いようです

さらに今の現場の責任者や指導者は2年以上前の強気な時代の人がほとんどで人を物のように扱うふるいにかけて選別するやり方やスパルタの当たり前の時代の人達なのでそういう対応を新規採用の人達にするところが多いです

ブラックな業種で長くいて出世する人は凄く個性的で個人主義で仕事の向上心が強く仕事ができるが、その反面団体行動や組織作りが全然ダメで人の感情やプライドを考えれなくマネジメント能力が全然ない人が多く、これが新規採用者がすぐに退職する回転ドア企業になる原因の1つでしょう

当たり前の話ですが仕事の実務能力とマネジメント能力は別でブラックな業種の企業はどこも管理者不足で大変のようです

そしてブラックな業種で長く働いている人も同じような感覚なので、新規採用をなんとか確保してもどんどん辞めていきます

不思議な状況ですがブラックな業種ではすぐに辞めても凄い人手不足なのでいくらでも転職先はあり、少しでもましなブラックな業種の企業に転職していきます

ブラックな業種は求人雑誌に100人募集や200人募集とか載っているので選ばなければすぐに転職可能で自分の興味がある職種のアウトソーシングを探す人が多いようです

このブラックな業種の人手不足は凄く3年前位は30歳以上はお断りと強気な姿勢だった職種が今は職場の雰囲気が最高と50人以上の募集をしている話を聞いて、環境の凄い変化を感じています

さらにブラックな業種を渡り歩く人は横のネットワークができていて、そういう人達がこの企業は酷いという感想を持つと口コミですぐに広がり求人者がさらに避ける展開になります

このブラックな業種を見ていると周りの環境の変化に企業は常に対応が遅れるんだなと思います

ブラックな業種の場合は特に環境の変化が突発的に激しかったので企業は大混乱ですが、求職者側にはいい流れですね

今後の展開に注目しています