松藤民輔氏は最近はテレビ東京の番組に取り上げられたり書籍もどんどん発売するなど時の人になった印象です。
彼はアメリカの金融危機を予言して見事に的中させて、金の急騰も的中させましたので話題になるのは当然だと思います。
その松藤民輔氏が２０００年に出版したのがこの「投資と投機」です。
私はこの著名に惹かれて買って読みましたが、その当時はずいぶん変ったことをする人だなと思っていました。
その当時はアメリカ経済も絶好調で金価格は下落していたので松藤民輔氏が証券会社を辞めて金山を買う会社を作ったのにはビックリして正直これはあまりうまくいかないだろうと思っていました。
そして現代は世界金融危機で金の先物価格が暴騰しています。松藤民輔氏は見事に勝負に現時点では勝った状況です。
さらに世界金融危機が深刻化してドルの信用失墜をすれば金の先物価格の更なる高騰が予想されます。
この２０００年の時点で将来これだけの金の先物価格の高騰を予想した人はあまりいなかったと記憶しています。
この先見の明もすごいですがさらに金山を買う会社を作るという行動を起こした行動力がすごいと思います。
この状況を見てどれだけ自分で分析検証をして考えて結論を出して行動をすることが重要だと改めて認識しました。
人間は人と違う意見はとても嫌で全体の流れに同化をしたがりますが自分で考えて違う行動をすることも大切だと思いました。
もちろん人と違う行動をするには徹底的な分析検証をして確信を持って予想して行動するのが大切です。
２０００年の時点でこういう思い切った本を出版して金山を買っていた松藤民輔氏は見事の一言です。