今日から渡辺明竜王対羽生善治名人の第6局が始まりました。



 羽生名人の先手番でこの将棋に羽生名人が負けると3連勝の後の3連敗で一気の五分に追いつかれます。



 渡辺竜王の後手番での戦形が気になりましたが相矢倉か模様から後手の急戦矢倉になりました。



 私のこの戦法のイメージは先攻できて攻め続けれる反面、玉が薄く反撃をされれば一気に寄せに持ち込まれるイメージです。



 渡辺竜王は玉を堅く囲ってからの猛攻が持ち味なのでこの戦形は意外でした。



 ただ渡辺竜王は3連敗から開き直っての2連勝で勢いがあり、ある程度気楽に闘えているのかなと思います。



 一方羽生名人は3連勝の後の2連敗で先手番でのこの将棋にかかるプレッシャーは相当なものでしょう。



 羽生名人がこの将棋に負ければ逆に追い込まれますので慎重な指し方が消費時間を使っているのに表われていますがあまり使いすぎると終盤戦が不安になります。



 これまで将棋界では7番勝負で3連敗の後の4連勝でのタイトル獲得は1回もありませんのでこの将棋に渡辺竜王が勝てば歴史的な瞬間が見れるかもしれないです。



 そして封じ手の予想ですが私は羽生名人の封じ手は▲4六角だと思います。



 角の睨みで後手の攻めを牽制したいです。



 明日は大激闘を期待しています。