みなさんは西村京太郎作「名探偵が多すぎる」という推理小説を読んだことがありますか?
これは明智小五郎、エラリー・クイーン、エルキュール・ポワロ、メグレ警視が、豪華客船上でアルセーヌ・ルパン、怪人二十面相と推理合戦を繰り広げる話です。
たしかに、巷には名探偵があふれかえっていますよね。
かたや、天才犯罪者も星の数ほど存在する。
でも、犯罪者は最後に投獄されるか、最悪悲惨な死を迎えてしまう。
勧善懲悪的な観点から言えば当たり前なのかもしれませんが、ちょっと物足りなくありませんか?
ルパンや二十面相のように、何度も脱獄しては悪事を繰り返して官憲や探偵(ガニマール警部、シャーロック・ホームズ、明智小五郎)と対決する、「名犯罪者」がいてもいいのではないでしょうか?(もちろん、小説の中だけのことで)
そういう、シリーズを通して名探偵のライバルたりうる悪役がいたら、作者の違う推理小説同士のコラボすらも生まれやすいんではないでしょうか?
昔はそういう絶大な魅力のある悪役がいたんだけれどなあ。
モリアーティ教授から鼠小僧、石川五右衛門に至るまで。
悪役が最高に面白いキャラクターなら、その小説は確実にスリルに富んだものになります。
誰かそんな推理小説シリーズを書いてください。