【複製】変形性股関節症と診断されたら(再編集) | ジグリング(びんぼうゆすり)の話

ジグリング(びんぼうゆすり)の話

びんぼうゆすりは、医学用語でジグリングと言われています。近年、ジグリングの効用が注目されていますが、このブログではジグリングの効用について様々な観点からご紹介をしてゆきます。

今年(2024年)の2,3月に入ってから、

患者さんから

股関節に違和感を感じて診察を受けたら、

いきなり手術を勧められたとのご相談を受けることが続けてありました。

 

再度、編集をいたしましたので参考にしていただければと思います。

(間違えて前の④に上書きをしてしまいました・・・)

 

 

なぜいきなり手術!?という疑問に対しては、

 

一般的に強い疼痛の症状が現れる頃には進行が進んでしまっていることが多いからだと思われます。

 

股関節に下記のような症状を感じたら、まずは、自身の股関節の状況を把握するためにも

医療機関を訪れ、診断を受け、できればレントゲン写真を撮ってもらい、股関節の状態を正確に把握することが大切です。

 

病院で、レントゲンを撮ってもらい、股関節の状態を正確に把握するためには、どうしたらよいでしょうか?

 

ご連絡をいただいた患者さんに共通しているのが、

1)股関節の隙間が狭くなっていることは医師から聞いた

2)治療法は手術以外告げられなかった

3)股関節症の病気についての説明は受けなかった、もしくは、聞いたかもしれないけど覚えていない

ということでした。

 

患者さんの立場として、手術しかないと言われてしまうと、

パニックになってしまうのもうなづけますね。

そこで、初めて変形性股関節症について調べ始め、保存療法でも治癒できる可能性があることに気づくということになります。

そして、ジグリング研究会の事務局になんとか辿りついたという患者さんもこれまで多くおられます。

 

ご相談内容をお聞きするとき、

必ずおたずねするのが、病期についてですが、ほとんどの患者さんは上の3)の状態です。

これは、股関節専門医でも判断が難しいこともあり、病期を知らされていないと考えられるのではないかとも思います。

 

変形性股関節症の病期は、

前股関節症期 初期 進行期 末期に分類されており、末期に近づくにつれて痛みの症状は強くなる傾向にあります。

 

わたしの場合、初期ー進行期の状態でした。

痛みの度合いは、発症時には、かなり強く。診断を受けた時にはこれで末期ではないのかと思ったほどでした。

当時診察を受けていたのは、(故)井上先生と廣松先生でジグリングの提唱をしておられた先生方です。

こうして専門医に診察をうけることができたことは本当に良かったと思います。

 

症状を

①痛み

②生活上の不便・不自由さ

③その他

に分け、

ジグリングによる治療の目標を決め、これが期間を決めて改善されなければ他の方法を検討する

という具合に経過を診てもらうことができたからです。

 

これまで、

「変形性股関節症と診断されたら」の中では、

股関節に違和感を感じたら早めに医療機関の診断をすすめてきました。

それは、股関節症かどうかの判断を確認すること、もし股関節症であれば、

早めにジグリングをはじめとする保存療法をはじめ、できる限り手術をしなくともよい保存治療の効果を得るためです。

 

ですが、

最近、患者さんのお話を聞いていると、

手術しか言われない。。。

先生に手術以外の治療方法を相談しても、聞いてもらえない。

病院にも行きたくない(手術の話ばかりなので)

などの声が、非常に多くなっているようです。

 

そこで、

「変形性股関節症と診断されたら」をもう一度見直し、

わたしと同じ患者の立場から、こうしてみましょうとお話しできるような資料を作っていきたいと思っています。

 

このブログでも何度も書いていますが、

変形性股関節症の患者さんすべてをジグリングで治療できるわけではありません。

大切なことは、変形性股関節症のどういう症状をどうしたいのかという目標をもつことです。

例えば、

簡単なところでは、

・毎日の痛みを軽減したい

・くつしたを楽にはけるようになりたい

・立ち座りの動作をスムーズにしたい

などかと思います。

ジグリングを続けることでこうした一つ一つの目標をクリアすることで、

達成感をもち、1年2年と続けることで、最終的には手術をしなくともよくなった。

ということが理想かと思います。

 

このブログでは、

ジグリングに対し、どう取り組んでいけばよいかということを具体的にお示しできれば、

これまでジグリングに携わってきたきたものとして患者さんのお役にたてるのではないかと思います。

 

また、ジグリングは、自発的に一人で行わなければならないため、

モチベーションを保つことが難しかったり、

痛みが軽減されたり、感じなくなって、ついサボってしまったりすることもあります。

そんな時に、患者さん同士支えあうことのできるサイトでありたいとも思います。

 

今、私がジグリング療法を始められた

久留米大学名誉教授の(故)井上明生先生からいただいた患者さん向けのいくつかの講演資料を改めて読み返しています。

これを新たなテーマとして、投稿できるように準備をしているところです。

 

それまで、

これから変形性股関節症の治療のためにジグリングに取り組もうと思われている皆さんには、

このブログにある

「変形性股関節症進行期のつぶやき」

「変形性股関節症と診断されたら」

をご参考にしていただければ幸いです。

 

また、ジグリングについてのご質問とか、ご相談がございましたらコメントでご質問いただければ、

可能な限り回答させていただきます。

 

これからも当ブログ

ジグリング(びんぼうゆすり)の話をよろしくお願いいたします。

 

 

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