母さんの気持ち
東北の海辺の町に一人住む母の元へ帰省した時のこと。でこぼこしていた玄関の土間がコンクリートできれいになっているのに気がついた。
母の話によれば、家の後ろの道路工事に来ていた五、六人の男女の人たちが、炎天下の中で休む所もなく、川の淵で弁当を食べているのを見て、その人たちを家へ呼んで、二週間ほどお茶をいれてやったのだそうだ。そのお礼に工事の最終日に、余ったコンクリートを皆で運んで来て、土間をきれいに塗り固めてくれたと言う。
話し終わって母は、「徳義(息子)も、どこかでこうしてもらえたら、と思ってやった」とポツリと言った。
遠く離れた土地で、同じ工事現場に働く息子を思う親心を、身近にいる人たちに注いでやった母。
また、その母の気持ちに対してさりげないお礼をしてくれた道路工事の人たち。
私も母のような心を持って、生きていきたいと思った。
どこの家でも同じなんだな。我が家でも息子のことをいつも心にかけている大蔵大臣。
身体は大きくなっても子供は子供。離れて暮らす息子には周りの人たちと仲良く充実した生活を送り頑張って欲しいと思います。
もうすぐ母の命日。子を思う気持ちをこれからも大切に二人、人生を送っていきたいと思います。
それでは今日も一日、頑張っていきまっしょい!
