8月の上旬を目標に我が家の引っ越しの準備が少しづつ始まっています。僕にとっては、今度の引っ越しが8回目となります。もちろん、学生時代も含めての事ですが。引っ越しには慣れている?いいえ、家族が増えていくごとに荷物も増え、年齢と共に体力も衰え、そして今年もこの暑い夏のさなかの引っ越し。頑張らなければなりません。
この引っ越しに合わせて兼ねてからの気がかりな事がいくつかあるのですが、一つはペットの問題。今度、転居予定の家では外犬を飼う事が出来なくなりました。そう、我が家のリキです。この事が家族の中では大きく問題となっていました。なんとか、外で犬を飼ってもいいような物件探し。市内の不動産屋さん、インターネット等で廻って探しましたが、日にちだけは過ぎてゆき、思うような物件を探すには至りませんでした。
いろんな方にいろんな意見を聞きましたが行きつく所は保険所。そこだけはなんとかしたかったのです。
娘に姉からの提言を受け写真入りのチラシを作成、市内の動物病院に貼らせていただきました。
そんな中、一本の電話が携帯にかかってきました。チラシを見られた方で前から犬が飼いたかったとの事。年齢が8才という事だけが気がかり。一度、見てもらい連絡待ちになりました。無理かな~、でも優しそうな人だから何とか。それから一時間もたたないうちに電話がかかってきました。お願いしますと。あまりにとんとん拍子で頭が空っぽになりました。その後、娘たちが先方に連れて行きました。そこは工場で、スレートの壁の一角をわざわざくりぬいて外と内とを自由に行き来できるようになっていたそうです。娘たちもその人と話をし、顔を見てこの人なら可愛がってくれる、そう感じたそうです。
そうこうするうちに一晩が過ぎ、日曜の朝5時過ぎだったでしょうか。つい、その近くまで車を走らせてしまいました。ここら辺かなと思いながら、産業道路の奥ばった倉庫を見つけました。道路から50メートルくらい入った場所でしょうか。確かに工場の一部の壁がくりぬいてある。道路脇に一瞬車を止め見た瞬間、工場の中から、リキが飛び出て来ました。長年耳に残っている車のエンジン音で分かったのか何故なのか分かりませんが、姿が見れて、ものすごく嬉しかった。しかし半面いけない事をしてしまったなと後悔とで涙が止まらなくなってしまいました。新しい里親さんの為にももう二度と、会いにいくのはやめようと思いました。
毎日、原付バイクで仕事から帰る際、何10メートル先から、お帰りなさいの「ワンワン」で迎えてくれたリキ。幸せになってね!家族みんなが願っています。
引っ越しの度に、大切にしまっていたはずのアルバムや、思い出。今度は最後の引っ越しにしたいと思います。
もう思い出や、記憶は消さないと誓います。