本日の株式市況
イブニング・コメント
11日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比235円16銭(0.64%) 安の3万6793円11銭だった。米景気の先行き懸念を背景に前日の米株式相場が大きく 下落した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄に売りが先行した。日経平均は朝方に 1000円を超えて下落し、取引時間中としては2024年9月17日以来、およそ半年ぶりに心 理的節目の3万6000円を下回る場面があった。売り一巡後は自律反発狙いの買いなど が入り、大引けにかけては下げ渋った。
トランプ米大統領は9日放送の米FOXニュースのインタビューで景気後退入りの可能 性を明確に否定しなかった。10日の米株式市場では政権が短期的に景気に配慮した 政策を打ち出さず、関税政策などが米景気を下押しするとの警戒感から、ハイテク株を 中心に株売りが広がった。内閣府が取引開始前に発表した2024年10~12月期の国内 総生産(GDP)改定値が、速報値から市場予想よりも大きく下方修正されたことも投資 家心理の重荷となった。東京市場では半導体や電機などを中心に、朝方は東証プライ ム市場の値下がり銘柄数が全体の9割を超える、全面安の様相となった。
売り一巡後は下げ渋った。日経平均が一時的に心理的節目の3万6000円を下回った ことで、自律反発を見込んだ押し目買いが入りやすかった。日本時間11日午前に下落 していた米株価指数先物が午後に入り、上昇に転じたことも相場の支えとなった。SM BC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「14日にメジャーSQ(特別清算指数)の算出 を控え、思惑的な買いが入っている可能性はある」との見方を示したほか、「年始に株 式の持ち高を落としていた国内の機関投資家からの買いが入った」(国内運用会社のト レーダー)との声があった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続落した。終値は30.04ポイント(1.11%)安の2670.72 だった。一時、2620台と24年10月以来およそ4カ月半ぶりの安値を付けた。JPXプライ ム150指数は3日続落し、12.38ポイント(1.06%)安の1161.01で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4820億円。活況の目安とされる5兆円を上回る のは2月28日以来。売買高は22億4466万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は 1176。値上がりは418、横ばいは44だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やリクルート、トヨタが下げた。一方、大塚HDや横河電、 イオンは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕






