6/12 6/11 米国市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

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【米国市況】S&P500種は小幅続伸、10年債入札が好調-157円台前半

Rita Nazareth

  • S&P500種が再び最高値、アップルも高値更新-銀行株は軟調

  • CPI軟化の思惑、ドットプロットへの見方は定まらず

11日の米株式市場では、S&P500種株価指数が小幅続伸。米国債入札が好調だったことを受け、12日発表の消費者物価指数(CPI)は年内の利下げにつながる内容になるとの見方が広がった。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5375.32 14.53 0.27%
ダウ工業株30種平均 38747.42 -120.62 -0.31%
ナスダック総合指数 17343.55 151.02 0.88%

  大手ハイテク株を中心に買いが入り、アップルは最高値を更新。一方、JPモルガン・チェースやシティグループなど銀行株は軟調となった。

  S&P500種は再び最高値を更新して終えた。

  22Vリサーチの調査によると、ほとんどの投資家はCPIと連邦公開市場委員会(FOMC)政策決定の両方が「リスクオン」につながるとみている。

  FOMCは12日に政策金利を20年ぶりの高水準で維持するとの見通しが大勢を占めているが、「ドットプロット(金利予測分布図)」に対する見方は定まっていない。

  アメリプライズのアンソニー・サグリンビーン氏は「物価圧力の抑制でさらなる進展を確認することが利下げの条件だとの立場を、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長らは維持するだろう」と述べた。

  HSBCのストラテジストによると、センチメントとポジショニングの指標は金利見通しの不確実性により、株式相場が短期的に下落する可能性を示唆している。ダンカン・トムズ、マックス・ケトナー両氏を含む同行のチームは「リスク資産の下落は短期的で浅いものと予想され、これは戦術的にかなり良い(再)エントリーポイントになると思う」と指摘した。

  米国債相場は上昇。この日実施された10年債入札への需要は極めて旺盛で、応札倍率は2.67倍と、引き締めサイクルが始まる前月の2022年2月以来の高水準となった。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.54% -6.0 -1.31%
米10年債利回り 4.40% -6.5 -1.45%
米2年債利回り 4.83% -4.6 -0.95%
    米東部時間 16時51分

  ブック・リポートの著者、ピーター・ブックバー氏は「何カ月もの間、よくてまずまずの入札が続いていたが、ようやく旺盛な需要が見られた」と指摘。「12日のCPIの軟化を市場が嗅ぎつけているのか、それとも経済成長を懸念しているのだろうか」と述べた。

Treasury 10-Year Yields Sink After Solid US Sale

10年債利回り

出所:ブルームバーグ

  外国為替市場では、ドルが主要10カ国(G10)通貨に対して高安まちまち。

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1265.81 2.19 0.17%
ドル/円 ¥157.13 ¥0.09 0.06%
ユーロ/ドル $1.0741 -$0.0024 -0.22%
    米東部時間 16時51分

  ユーロは対ドルで一時1ユーロ=1.0720ドルと、6週間ぶり安値を付けた。フランス総選挙を巡る懸念からユーロ売りが優勢になった。

マクロン大統領の総選挙決定、与党にも怒りと衝撃-「負け戦」の声も

  対ドルの円相場は1ドル=156円台後半から157円台前半でもみ合い。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。経済の力強さと石油需要の先行きを見極める上で、市場はFOMC会合の結果待ちとなった。

  前日は最近の大幅下落を受けて押し目買いが入り、約3%上昇していた。

  モルガン・スタンレーのアナリスト陣はリポートで「足元の下落を受け、原油価格は短期的になお回復の余地がある」と指摘。「とはいえ、在庫は少し前の当社予想を上回っており、現在の傾向からすると、需給バランスは7-9月(第3四半期)以降に弱まる可能性が高い」と述べた。

  米国では供給拡大の傾向が続いている。米エネルギー情報局(EIA)の月報によると、今年の原油生産量は日量31万バレル増の同1320万バレル超と過去最高になる見通し。

  また石油輸出国機構(OPEC)は月報で、中国やその他の新興国の経済成長が続くことから、今年下半期に石油需要が強まるとの見通しを維持した。国際エネルギー機関(IEA)は12日に月報を公表する。

OPEC、今年下半期に石油需要は拡大へ-月報で見通し維持

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)でWTI先物7月限は前日比16セント(0.2%)高の1バレル=77.90ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は0.4%高の81.92ドルで終えた。  

Crude Holds Recovery After Selloff | WTI is steady after traders bought last week's dip

 

 

  金スポット相場は小幅高。12日に公表されるCPIとFOMC会合の結果に注目が集まっている。

  コメルツ銀行の商品調査部門責任者、トゥー・ラン・グエン氏はリポートで「米金融当局が利下げサイクルに乗り出すとは考えておらず、金融政策をやや調整する程度になるとみている」と指摘。「米金利は当面高止まりし、金相場の重しとなる見通しだ。そのため、来年末までに1オンス当たり2200ドルになると予想している」と述べた。

  INGバンクは金相場について、4-6月(第2四半期)と7-9月(第3四半期)は平均2300ドル、10-12月(第4四半期)は2350ドルになると予想。メタルズ・フォーカスは今年の予想を平均2250ドルとしている。

  金スポット相場はニューヨーク時間午後3時11分現在、前日比3.72ドル高の1オンス=2314.59ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、ほぼ変わらずの2326.60ドルで引けた。

Gold Edges Up | Market focused on Fed's upcoming projections

 

 

原題:Stocks Rise as Solid Treasury Sale Spurs CPI Bets: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Turns Mixed Ahead of Inflation Report, Fed: Inside G-10

Oil Steadies After Choppy Trading as Traders Await Fed Decision

Gold Ticks Higher as Traders Count Do