11/15 11/14分 米国市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

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【米国市況】株急反発、CPIで利上げ終了確実視-ドル一時150円16銭

Rita Nazareth

22:30   USD   コアCPI (前月比) (10月) 0.2% 0.3% 0.3%  
22:30   USD   コア消費者物価指数 (前年比) (10月) 4.0% 4.1% 4.1%  
22:30   USD   消費者物価指数 (前年比) (10月) 3.2% 3.3% 3.7%  
22:30   USD   消費者物価指数 (前月比) (10月) 0.0% 0.1% 0.4%
  • 円上昇、33年ぶり安値からの距離拡大-5年債利回り一時25bp低下

  • 原油はCPI発表後の上昇分失う、金相場は続伸

14日の米国株式相場は大幅反発。予想以上のインフレ減速を受け、積極的な金融引き締め政策が終了したとの見方が補強された。連邦公開市場委員会(FOMC)による次の一手は来年中盤、政策金利の引き下げになるとの見方が強まった。

米CPI、10月はコアと総合ともに鈍化-追加利上げ観測が後退 (3)

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4495.70 84.15 1.91%
ダウ工業株30種平均 34827.70 489.83 1.43%
ナスダック総合指数 14094.38 326.64 2.37%

  S&P500種株価指数は構成銘柄の約95%が上昇。テスラを中心に大型ハイテク銘柄に買いが入った。エヌビディアは10日連騰。地銀の株価は6%近い値上がり。小型株のラッセル2000指数は5%を超える上昇率となった。

  米株市場の堅調は金融環境をさらに緩ませる可能性があり、ひいては連邦準備制度理事会(FRB)の責務を複雑にしかねない。来年にも金融緩和に転じるとの見方が強まっているためだ。金利スワップ市場は今の引き締めサイクルで追加利上げがある確率をほぼゼロと織り込んだ。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現在、5.25ー5.5%。市場は7月までに50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げられるとみている。

Treasury Yields Tumble | CPI fuels bets Fed will cut rates in 2024

米2年債利回り

出所:ブルームバーグ

  チャールズ・シュワブUKのマネジングディレクター、リチャード・フリン氏はインフレ率の低下について、最近の金融政策がその役割を果たしていることを示唆していると指摘。「この朗報は今回のサイクルで追加が利上げ見送られる可能性を高めている」と述べた。

  ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済調査責任者ニール・ダッタ氏は、「米経済は持ちこたえており、インフレデータは株式市場にとってソフトランディング(軟着陸)のニルバーナ(ねはん)になっている」と述べた。

  シタデルの創業者ケン・グリフィン氏は、米金融当局が時期尚早な利下げに踏み切れば信頼を損なう恐れがあるとの考えを示した。アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は米国ではあらゆる産業で既にデフレが進行しており、米金融当局は大幅な利下げサイクルを開始せざるを得なくなるとの見解を示した。

 

  株式相場は11月に入ってから上昇基調にある。米利上げ完了の観測が背景。S&P500種は月初来7%を超える値上がりで、2022年10月以来の大幅高で11月を終えるペースだ。

  過去にS&P500種が11月中旬までに5%を超える値上がりになっていた直近22年を例にとると、どの年も年末までの期間をプラスで推移したことがブルームバーグのデータに示されている。

 

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の最新のファンドマネジャー調査によると、投資家は2024年に金利が低下するという「強い確信」から、世界金融危機以降で最も債券に強気に転じた。

  米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は2024年こそ債券が上昇すると予想している。多くの投資家と同様、同社は今年の相場上昇を予測して裏切られた。

  運用担当者のエリン・ブラウン、ジェラルディン・サンドストローム、エマニュエル・シャレフ3氏は新たなリポートで、「今ほど債券が魅力的なことはめったにない」と指摘。2024年は債券の「プライムタイム」になると予想した。

  個別銘柄ではホームセンター大手のホーム・デポが住宅改築・改装需要が後退する中で、通期見通しの予想レンジ幅を狭めた。グーグルはアップルのブラウザー「サファリ」経由で得られた検索広告収入の36%を同社に支払っていると、アルファベットのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)が確認した。

米国債

  米国債利回りは軒並み大幅低下。予想を下回った10月の米CPI統計がきっかけ。5年債利回りはこの日、一時25bp下げた。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.63% -12.6 -2.65%
米10年債利回り 4.45% -18.9 -4.07%
米2年債利回り 4.83% -20.3 -4.03%
    米東部時間 16時43分

  先物の商いは値動きとともに膨らんだ。CPIの発表後は中・短期債が買いを集め、利回り曲線を大きく傾斜させた。

  シット・インベストメント・アソシエーツのシニアポートフォリオマネジャー、ブライス・ドティ氏はCPI発表後に米国債利回りが大幅に低下していることについて、「米金融政策引き締め局面の終わりを見込んでいなかった投資家がタオルを投げているからではないか」と話す。「米金融当局の次の行動は、追加利上げより来夏の利下げになる公算が大きい」と述べた。

  またウェルズ・ファーゴのチーフエコノミスト、ジェイ・ブライソン氏はブルームバーグテレビジョンで、米金融当局について「現時点では、追加利上げのハードルはますます高くなりつつある」と述べた。 

外為

  ドルは1年ぶりの大幅安。米CPI統計を受けて、利上げサイクル終了がほぼ確実視されるようになった。

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1248.99 -15.58 -1.23%
ドル/円 ¥150.38 -¥1.34 -0.88%
ユーロ/ドル $1.0878 $0.0180 1.68%
    米東部時間 16時43分

  ブルームバーグ・ドル指数は2カ月ぶりの低水準。活発な取引となる中、ドルは主要10通貨全てに対して下げた。対ドルでの上昇率トップはスウェーデン・クローナ。ボラティリティー(変動性)は全ての通貨で低下した。

米国債利回り急低下、利上げ終了の見方強まる-予想下回るCPIで

  HSBCのアナリスト、シャーロット・オング氏は「今回のような『ゴルディロックス』的シナリオの兆候や、今月発表された雇用統計のようなケースでは特に、ドルが時折軟化する可能性は否定しない」とリポートで指摘。その上で「2024年にかけてドルが堅調を維持するという当社の見方を維持する。世界経済の成長軟化と比較的しっかりした米国債利回りを考慮すればなおさらだ」と続けた。

米政府閉鎖のリスクが低下、下院議長の予算案に民主党の支持広がる

Dollar Gauge Drops Most in a Year

ブルームバーグ・ドル指数

出所:ブルームバーグ

  ドルは対円で一時1%超下げて150円16銭を付けた。米国債利回りの低下を背景にドルが売られた。2022年10月に記録した33年ぶりドル高・円安水準である151円95銭からの距離は広がった。

  鈴木俊一財務相は14日の閣議後会見で、足元の円安進行について「政府としては引き続き万全の対応を行ってまいりたい」と述べた。

円安に「万全の対応を行う」と鈴木財務相、海外時間に一時151円91銭

原油

  ニューヨーク原油先物相場は横ばい。強弱まちまちの需給見通しが意識され、CPI発表後の上昇分を失う展開となった。

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は足元、200日移動平均線を下回ってからわずか1週間でこの水準を上抜けるなど、方向感に乏しい動きとなっている。この日はもう一つの重要な抵抗線である13日移動平均線を試す場面もあったが、その後押し戻された。

  国際エネルギー機関(IEA)は最新の月報で、石油需要は健全だが、10-12月(第4四半期)の需給は想定されていたほど逼迫(ひっぱく)しないとの見通しを示した。米国とブラジルの生産拡大が中国の力強い消費を相殺していると述べた。一方で石油輸出国機構(OPEC)の事実上の盟主であるサウジアラビアは、OPECの強気な予測とは裏腹に産油量をここ数年で最も低い水準に抑えているほか、海上輸送によるロシア産原油の供給も細っている。

Oil's Technical Test | US crude futures cross their 200-day moving average twice in a week

WTI先物、200日移動平均

出所:NYMEX

 

  市場は米エネルギー情報局(EIA)が15日に発表する2週間分の石油統計に注目している。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日から変わらずの1バレル=78.26ドル。北海ブレント先物1月限は5セント安い82.47ドルで終えた。

  ニューヨーク金相場は続伸。予想を下回るCPI統計を受けて、米金融当局の利上げが終了したとの見方が強まった。金利の低下は通常、利息を生まない金の投資妙味を相対的に高める。

  TDセキュリティーズの商品戦略責任者、バート・メレク氏は「CPIの下振れで市場は米金融当局がタカ派姿勢を後退させるとの見方を再び織り込み始めており、(金相場の)追い風になっている」と指摘。「向こう数週間に米経済データが弱まっていることを確認する必要があるだろう」と述べた。

Gold Climbs After Cool US CPI Print | Slide in the dollar supports the precious metal

上段:金スポット相場、下段:ブルームバーグ・ドル・スポット指数

出所:ブルームバーグ

  金スポット相場はニューヨーク時間午後2時23分現在、前日比15.61ドル(0.8%)高の1オンス=1962.53ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は16.30ドル高い1966.50ドルで終えた。

 

原題:S&P 500 Up 2% as Bets ‘Fed Is Done’ Sink US Yields: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Surge While Curve Sharply Steepens After US CPI Data(抜粋)

Dollar Slides Most in Year as Inflation Slows: Inside G-1(抜粋)

Yen Climbs More Than 1%, Extending Gains Seen After US CPI(抜粋)

Oil Ekes Out Fourth Daily Gain as Market Struggles for Direction(抜粋)

Gold, Copper Rise as Cool US CPI Eases Bets on More Fed Hikes(抜粋)

 

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