日本株は小幅続伸、金利上昇受け銀行に買い-医薬品下落、中東警戒も
・空売り比率 41.2-40.9 ・騰落レシオ25日 88.92 ・VIX 18.19 ・NVI 21 ・Fear and Greed Index 35 ・プライム市場売買代金 3兆3500億円
更新日時
18日の東京株式相場は小幅続伸。国内外金利の上昇に加え、来年の賃上げや物価見通しを巡る報道から日本銀行の政策修正観測が高まり、銀行や保険など金融株が買われた。鉱業や石油など資源株も上昇。ただ、金利高や中東情勢緊張化への警戒感は強く、主要株価指数は終日方向感に乏しかった。
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TOPIX採用の2155銘柄のうち、1421銘柄が上昇、643銘柄が下落。売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループが高く、中央演算処理装置(CPU)チップレットで英アームや台湾積体電路製造(TSMC)と協業するソシオネクストが急騰した。
一方、肺がん治療薬候補の試験結果がネガティブ視された第一三共など医薬品株の下げが目立った。
17日の米10年国債利回りは4.83%と約13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。18日の日本国債市場では、10年債利回りが一時0.815%と10年2カ月ぶりの高水準を更新し、日銀は長期と超長期ゾーン対象の臨時オペを実施した。アジア時間18日のS&P500種Eミニ先物は一時0.3%安と軟調だった。
アセットマネジメントOneの淺岡均シニアストラテジスト
- 米国株、米長期金利との連動性が高まっている。17日の米国株がほぼ横ばいだったこと受けて日本株も横ばいでスタート、弱含みとなっている
- 中東情勢は基本的には原油高につながるとの懸念があり、とりあえず行方を見守るモード
- 為替市場が少し不安定になっている。日銀の観測報道から17日に円高に振れたが、一瞬で消化された

インサイト
- 東証33業種中、19業種が上昇、14業種が下落
- 鉱業が上昇率トップ、医薬品が下落率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.1%の下落
- 年初来ではTOPIXが21%の上昇、MSCIアジア太平洋指数は0.5%の上昇
- TOPIXの12カ月先予想PERは14.2倍
背景
- 日銀の24年度物価見通し、2%以上に上方修正の公算大きい-関係者
- 長期金利が10年2カ月ぶり高水準、政策修正警戒-日銀は臨時オペ実施
- ソシオネク、先端CPUチップレットの製造計画で株価が大幅高
- 米大統領の中東外交、早くもほころび-アラブ首脳との会談キャンセル
- 米小売売上高、9月は予想上回る伸び-消費者の底堅い需要を示唆
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