TOPIX33年ぶり高値、米CPIほぼ予想通りで安心感-自動車高い
田村康剛更新日時
14日の東京株式相場は反発。東証株価指数(TOPIX)は33年ぶりの高値で引けた。注目された8月の米国消費者物価指数(CPI)が市場予想から大きく上振れず、海外市場で波乱がなかったことで安心感が広がった。米株価指数先物が時間外取引で上昇していることも投資家のリスク志向を強めた。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が13日の米国市場で高く、日本市場でも半導体関連銘柄に買いが入った。自動車株が午後から上げ幅を拡大し、指数を押し上げた。商社や石油・石炭製品、鉄鋼なども高く、バリュー(割安)株を買う動きが続いた。
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市場関係者の見方
フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド
- 米生産者物価指数(PPI)発表を日本時間の今晩に控えているものの、米株価指数先物が時間外取引で上昇しており買いを入れやすい相場環境だ
- 米CPIを通過した安心感や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げ見送りとの想定が広がり、7-9月期決算の発表を見越して先回りした買いが入ったようだ
- 輸出関連企業の想定為替レートと足元の為替相場の乖離(かいり)から、自動車株は業績期待の買いを入れやすい銘柄だ
インサイト
- 東証33業種中32業種が上昇-石油・石炭製品が上昇率トップ、空運が下落率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.9%上昇
- 年初来ではTOPIXが27%上昇、MSCIアジア太平洋指数は4.6%上昇
- TOPIXの12カ月先予想PERは14.8倍
背景
- 米コアCPI、前月比で予想上回る伸び-年内追加利上げに道
- 6年ぶり優位のバリュー株、日銀の政策修正観測強まり新たな追い風に
- 出光興産が年初来高値、石油は業種上昇1位-IEAは3Q需要増予測
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