日本株3日続伸、米利上げの打ち止め期待-電機や金融、素材関連高い
田村康剛更新日時
30日の東京株式相場は3日続伸。米国で経済指標を受けて景気悪化につながる利上げは長続きしないと期待が強まった。電機や精密機器、機械株の上げが目立った。金融や自動車株も値上がりし、化学や非鉄金属といった素材関連にも買いが入った。
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アセットマネジメントOneの淺岡均シニアストラテジストは、インフレの影響が大きい労働市場で求人件数が減少し、株式市場で好感されたと指摘した。
ただ、午後の株価指数は伸び悩んだ。小売りや空運、サービスといったインバウンド(訪日外国人)関連銘柄に売りが出た。フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッドは、原発処理水放出を巡る中国の反発は収束しておらず、相場の上昇局面では関連銘柄に売りが出やすいと述べた。
日本時間で今晩に発表のある米民間のADP雇用統計や31日の米個人消費支出、9月1日の米雇用統計を控えて、投資家が様子見姿勢を強めた影響も出た。増沢氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融政策はデータ次第と言っている以上、経済指標を受けて一晩で相場が大きく変わる可能性があると指摘した。

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