日本株は4日続伸、円安維持で輸出関連に買い-海運や商社などが高い
田村康剛更新日時
東京株式相場は4営業日続伸。TOPIXの終値は4日以来およそ1週間ぶりに2000ポイントの大台を回復した。外国為替市場でドル・円相場はおおむね133円台の円安水準を維持し、機械やゴム製品といった輸出関連に買いが入った。鉄鋼や鉱業、化学といった素材株も高かった。
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市場関係者の見方
マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジスト
- 日本銀行の金融緩和方向の政策が続くと見方が強まったのが株式市場にとってプラスだ。為替が円安を維持しているプラス効果も加わる
- 植田新総裁の緩和継続発言はポジティブサプライズだ。イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)撤廃で国内長期金利が上昇する懸念が後退し、米利上げの打ち止めで円高になる不安も和らいでいる
- きのうのバフェット氏報道の余韻もありそうだ。投資対象は商社以外も検討しているとのことなので日本株全体の見直し機運が出ている
インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト
- 日銀が現行の大規模金融緩和の枠組みを維持するとの期待感が強まり、日本株の後押し材料になっている
- 緩和政策への期待感に伴う円安の動きもプラスに作用しているのだろう
- 植田新総裁の10日の記者会見は思ったよりもハト派的な発言が多かった
- きのうのバフェット氏の報道もポジティブに捉えられている
- 日本時間で今晩発表の米消費者物価指数(CPI)は大きな焦点だ。インフレへの警戒感は根強いが、CPIが市場の想定通りの結果となればポジティブに反応するだろう
東証33業種
| 上昇率上位 | 海運、卸売、鉄鋼、鉱業 |
| 下落率上位 | 精密機器、不動産 |
背景
- FRBが3月に下した難しい利上げ判断、議事要旨で内情の手掛かりも
- CPIが米株式市場の静けさ破る可能性-ゴールドマンのフラッド氏
- 米利上げ継続か停止か、地区連銀総裁が異なる見解-次回の政策会合で
- 11日のニューヨーク原油先物は2.2%高い1バレル=81.53ドルと反発
- ドル・円相場は1ドル=133円台後半で推移、前日の日本株終値時点は133円26銭