日本株4日ぶり反落、景気懸念で素材や車安い-プライム銘柄96%下落
田村康剛更新日時
東京株式相場は4営業日ぶりに反落。TOPIXは朝方に節目の2000ポイントを下回り、午後の下落率は2%を超える場面があった。米経済指標が悪化し、景気後退への懸念が高まった。鉄鋼や非鉄金属、繊維製品などの素材株が安かった。外国為替相場が円高に振れ、自動車や機械といった輸出関連銘柄の下げも目立った。景気敏感株を中心に売りが広がり、東証プライム市場は約96%の銘柄が値を下げた。
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市場関係者の見方
SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト
- 米国市場では、景気の減速感や企業業績の悪化に目をつぶれなくなってきた印象だ。日本株も流れを受けて下落した
- 外国為替市場でドル・円相場が下落していることも相場の重しとなり、全面的に売りが広がった
- 米金利低下などに対して、株式市場にとって良い面に目を向けて買いが入ってきた従来の状況が変わってきた
- 米雇用が極めて強く賃金上昇につながっており消費はしっかりするとの連想がこれまではあった
- 雇用市場で需給の緩みを示す統計から消費が伸びにくくなるとの観測につながり、日本株にもネガティブな影響が出た
東証33業種
| 下落率上位 | 鉄鋼、石油・石炭製品、卸売、繊維製品 |
| 上昇率上位 | 海運 |
背景
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- 米製造業受注、2月は0.7%減-市場予想は0.5%減
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- ドル・円相場は1ドル=131円台後半で推移、前日の日本株終値時点は132円88銭
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