日経平均一時2万8000円台、金融不安が後退-円安追い風に自動車高い
酒井大輔更新日時
東京株式相場は反発。日経平均株価は2万8000円を一時上回った。節目を超えたのは10日以来。TOPIXは13日以来の2000ポイント台を付けた。金融不安が後退する中で米金利が落ち着いた推移となり、投資家心理が改善した。外国為替相場の円安推移が追い風になり、自動車や商社株などが高い。
一方、電機株は伸び悩んでいる。政府が新たに高性能な半導体製造装置23品目を輸出管理の対象に追加する方針を示し、東京エレクトロンなど関連メーカー株に売りが出た。
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市場関係者の見方
岡三証券の大下莉奈シニアストラテジスト
- 海外市場や為替相場の落ち着きに加え、企業の業績見通しが底堅い内容になるとの期待が日本株を押し上げている
- 2023年の日本経済は海外に比べてリオープニングに伴う成長などで底堅い。子育て支援などの政策もあり独自の材料が豊富だ
- 株式需給面も悪くない。海外投資家は日本株を買い越し、個人投資家は下値で買いを入れて相場を支えている
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト
- 金融不安に対して今後の規制に関する監督のあり方などのタイムテーブルが出てきたのは好材料だ。米金融問題の落ち着きを受けて買い安心感が広がる
- 米金融当局者の発言は利上げを視野に入れる一方で、金融不安による金利の引き締め効果や景気リスクがありバランスを保っている。米国株市場の受け止めもそこまで神経質ではなかった
東証33業種
| 上昇率上位 | 鉄鋼、卸売、精密機器、輸送用機器 |
| 下落率上位 | 海運 |
背景
- 日本政府、高性能な半導体製造装置23品目を輸出規制へ-米に協調か
- バイデン政権、銀行規制強化を提案-監督当局に一連の変更を要請
- リッチモンド連銀総裁、追加利上げで対応可能-インフレリスク続けば
- ボストン連銀総裁、インフレ抑制に追加利上げ必要-銀行システム健全
- ドル・円相場は1ドル=133円前後で推移、前日の日本株終値時点は132円47銭
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