きょうの国内市況(3月27日):株式、債券、為替市場
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●日本株は反発、米金融対応や利上げ休止の期待-ディフェンシブが高い
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東京株式相場は3営業日ぶりに反発。金融安定の確保に向けた米金融当局の対応や、景気後退回避のために利上げを休止せざるを得なくなるとの見方から、投資家心理が改善した。医薬品や陸運といったディフェンシブ銘柄に買いが入った。国内外の金利が低下し、不動産株も高かった。
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大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリスト兼テーマリサーチ担当
- 金融不安に対して米金融当局が強い姿勢が示したことや、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の買い手が見つかりそうなことを受けて、株価指数の先物が堅調に推移した
- 配当利回りの高い銘柄や電鉄株が物色の対象になったが、失速する可能性がある。配当取りはそろそろ終わりに近づいている上、新型コロナウイルスの感染者数がじわじわと増えているからだ
東証33業種
| 上昇率上位 | 陸運、卸売、不動産、ゴム製品 |
| 下落率上位 | 銀行、鉱業、電機、電気・ガス |
●超長期債中心に下落、あすの40年債入札に警戒感強い-先物は午後失速
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債券相場は超長期債を中心に下落した。米欧の金融システム不安を背景に米長期金利が低下した流れを引き継ぎ、先物市場で買いが先行したものの、あすの40年国債入札に対する警戒感から徐々に売り優勢となった。米長期金利が27日の時間外取引で上昇したことも相場の重しとなり、先物は午後に失速した。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは超長期債について、あすの入札は落札者が全て最高落札利回りで購入できるイールドダッチ方式のため、大崩れすることはなさそうとみる半面、「40年は割安感がない上、年度末で買い焦っている向きはいないとみられ、需要が足りず、低調になるか心配だ」と話した。
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●ドル・円は上昇、市場不安定も米金利上昇に連れて131円台を回復
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東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=131円台前半に上昇。欧米の銀行不安に対する警戒が残っているものの、新たな懸念材料が出なかったことや今週から来週にかけて多くの米経済指標の発表を控え、米金利の上昇とともにドル買い戻しが優勢になった。
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外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は、きょうのドル・円相場について「市場は不安定な状況が続いており、週末に悪いニュースがないことが良いニュースということで、円売りに傾く場面があってもなかなか続かない。米金利の上下動をにらみながらの動きになっている」と説明した。
米10年債利回りは27日の時間外取引で一時3bp高いの3.41%程度まで上昇。米2年債利回りは13bp高い3.89%付近に上昇した。