3/7米国市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

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米国株伸び悩み、FRB議長の議会証言控えドル135円後半

Rita Nazareth

  • 米国債利回りは上昇に転じる、株式相場へのさらなる圧力に

  • 円は対ドル135円台後半、今週のパウエル氏証言や日銀会合控え

6日の米株式相場は伸び悩む展開。景気リスクがくすぶる中、最近の相場上昇は恐らく行き過ぎだったとの観測が広がり、上値が重くなった。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4048.42 2.78 0.07%
ダウ工業株30種平均 33431.44 40.47 0.12%
ナスダック総合指数 11675.74 -13.27 -0.11%

  S&P500種株価指数は朝方に一時0.8%値上がりする場面もあったが、勢いは続かず、日中を通してじりじりと値を切り下げた。米国債利回りの上昇も株価を圧迫する一因となった。

  モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏はテクニカル要因から米株相場は短期的には支えられる可能性があるが、ファンダメンタルズの悪化は続いているとし、「弱気相場の中の一時的な上昇局面」は長続きしないとの見方を示した。

米株の上昇持続も、中期的には一段安へ-モルガンSウィルソン氏 (1)

  ネーションワイドの投資調査責任者、マーク・ハケット氏は最近の相場の動きについて、せいぜい「嵐の前の静けさ」だと指摘した。

  今週はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が7日に上院銀行委員会8日には下院金融委員会でそれぞれ半期に一度の議会証言を行うほか、10日には2月の米雇用統計が発表される。

  モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのマネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「今月は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げがなお予想されている。雇用の数字が上下いずれの方向にでもサプライズとなる場合は、ボラティリティーに備えるべきだ。とりわけ、一部の米金融当局者が50bpの利上げも選択肢として残っていると示唆しているためだ」と述べた。

米国債

  米国債は下落。朝方は上昇していたが、下げに転じた。ドイツ国債の下落なども影響した。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 3.90% 1.9 0.50%
米10年債利回り 3.96% 1.0 0.25%
米2年債利回り 4.89% 3.2 0.65%
    米東部時間 16時47分

  エバコアISIのクリシュナ・グハ氏は、パウエル議長は景気の底堅さが顕著なことや、インフレを目標に戻すプロセスは長期かつ多難なものになるとの見方を強調する可能性があるとみている。ただし、パウエル氏が「超タカ派」に転じたり、50bp利上げの観測をあおったりすることはないと指摘。「市場に利上げ織り込みの拡大を強いるものにはならないだろう」と話した。

外為

  外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。一方、より積極的な利上げ見通しでユーロは上昇。7日のパウエル議長の議会証言に市場の関心は移っている。10日の米雇用統計も注目されている。

  ドルは対円では135円台後半。10日には日本銀行の金融政策決定会合も開かれる。

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1246.92 -0.03 0.00%
ドル/円 ¥135.95 ¥0.08 0.06%
ユーロ/ドル $1.0683 $0.48 0.45%
    米東部時間 16時47分

  INGのストラテジストらは、利上げペースの25bpから50bpへの再加速を巡るパウエル氏のスタンスに加え、ターミナルレート(利上げの最終到達点)に関する示唆があるかどうかに投資家は注目するだろうと指摘。3月22日に公表される当局の金利予測分布図(ドットプロット)が上方修正されれば、「ドルのショートポジションを積極的に再構築する意欲は減退するだろう」と付け加えた。

原油

  ニューヨーク原油先物は5営業日続伸1バレル=80ドル台を回復した前日に中国の李克強首相が示した2023年の国内総生産(GDP)成長率目標がエコノミストの予想を下回ったのを受け朝方の取引では中国需要に対する懐疑的な見方を背景に売りが優勢となった。ただ売り一巡後は、株式相場に追随するなどして上昇に転じた。

  CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「週明けの原油市場は中国のGDP成長率5%目標を受けて弱気なスタートとなったが、最近の取引レンジから抜け出しつつある」と語った。

  ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比78セント(1%)高い1バレル=80.46ドルで終了した。ロンドンICEの北海ブレント5月限は35セント上昇の86.18ドル。

  テキサス州ヒューストンではこの日、エネルギー業界最大規模のイベント「CERAウィーク」が開幕。業界トップや当局者、投資家など1000人余りが登壇する予定の今回は、戦争や地政学的緊張の中で供給を確保しつつゼロカーボンへの移行エネルギー価格の安定維持を図るという世界のエネルギー業界が直面する「トリレンマ」が主な焦点となる。

Crude Markets Meet Resistance at Key Technical Level | The resistance from 100dma hasn't been meaningfully passed since July

 

 

  ニューヨーク金先物相場は横ばい。前週は週間ベースでは1月中旬以来の大幅高となっていた。今週はパウエルFRB議長の議会証言や2月の米雇用統計など、米政策金利の先行きを探る上で注目のイベントが相次ぐ。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比変わらずの1オンス=1854.60ドルで終了した。