日本株は上昇、米金利の上げ一服で電機など成長銘柄高い-素材は安い
田村康剛更新日時
東京株式相場は上昇。米金利の上げが一服し、グロース(成長)銘柄に買いが入った。電機や精密機器、サービス株が値を上げた。外国為替市場が1ドル=136円台の円安水準を保っていることが好感され、自動車など輸出関連企業も高い。ただ、取引終盤に株価指数は一時下げに転じた。鉄鋼や非鉄金属、商社、海運などバリュー(割安)株への売り圧力が強まった。
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市場関係者の見方
証券ジャパン調査情報部の大谷正之部長
- 日経平均の2万7500円は利益確定目的の売りが出やすい水準として意識されている。材料がない中では戻り待ちの売りも広がりやすい。高く始まったが売りに押されて捉えどころのない相場だ
- バリュー株買いに一巡感がある中で、不透明要因があって投資家は無理をしたくないのだろう。相対的に円安で業績懸念は若干晴れたが、安心して買える状況になっていない印象だ
- 米利上げ長期化への懸念はくすぶっている上に、今週から来週にかけて経済指標の発表が多い。日銀関連では来週、黒田総裁最後の金融政策決定会合がある
東証33業種
| 上昇率上位 | 不動産、サービス、精密機器、情報・通信 |
| 下落率上位 | 海運、鉄鋼、鉱業、証券・商品先物 |
背景
- 27日の米10年債利回りは3.91%と3ベーシスポイント低下
- ドル・円相場は1ドル=136円台前半で推移、前日の日本株終値時点は136円35銭
- 政府、中国からの入国者コロナ水際対策3月緩和へ-航空増便も
- 日本郵政がゆうちょ株一部売却へ、総額1.3兆円-比率65%以下に