日本株は小幅続落、米金利上昇し電機など成長銘柄に売り-素材は上昇
田村康剛更新日時
東京株式相場は小幅に続落。米長期金利が時間外取引で3.8%台半ばに上昇し、割高感の出る電機や精密機器などグロース(成長)株に売りが出た。陸運や空運株も値を下げた。ただ20日の米国株式市場が祝日で休場だったため、手掛かり材料に乏しく値動きは小さかった。非鉄金属や繊維製品、パルプ・紙などの素材株には買いが入り、相場を下支えした。
|

市場関係者の見方
大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリスト兼テーマリサーチ担当
- 前日の米国株式市場が休みであることに加え、主要企業の四半期決算発表が終わり、手掛かり材料の乏しい相場環境になった
- 値がさ銘柄の多いグロース株には金利上昇を嫌気した売りが出て、株価指数の重しになった
- とはいえ、きょうの日本株は強い印象だ。値上がり銘柄数は値下がりを上回った。投資家は好景気が継続するとの期待を背景にバリュー(割安)株に買いを入れ、パルプ・紙株など配当にあまり期待できない銘柄の上げも目立った
- 米景気が強いままインフレが収束する「ノーランディング」の期待がある。先行指標となる賃金が鈍化しており、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策は景気をつぶさないとの観測がある
東証33業種
| 上昇率上位 | 鉱業、繊維製品、石油・石炭製品、非鉄金属 |
| 下落率上位 | 空運、陸運、小売、銀行、サービス、電機 |
背景
- 長期金利が0.505%に上昇、1カ月ぶり-日銀YCC上限を再び超える
- ドル・円相場は1ドル=134円台前半で推移、前日の日本株終値時点は134円10銭
- 前日の海外市況はこちらをご覧ください