日本株は小幅続伸、円安で電機など高い-米長期金利上昇で上値限定
日高正裕更新日時
東京株式相場は小幅続伸。外国為替市場で円安傾向が続いていることが投資家心理を改善させている。電機や精密機器など輸出関連株の一角が高いほか銀行株などの上げも目立つ。米利上げ継続観測から長期金利が上昇したことを受けて米国株が下げており、日本株も上値は重い。
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市場関係者の見方
JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト
- 米国株がさえない中、日本株が上がっているのはやはり円安が追い風として吹いているほか、銀行、保険、金融株が上がっているのは金利上昇の恩恵を受けている
- 日米株とも株価収益率(PER)主導で上がってきただけに、ここからさらに米金利が上がると米国株はもちろん日本株も上値が重くなる
- 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がワシントンのエコノミッククラブでのインタビューで、米雇用統計を受けてタカ派的な発言をすれば、早期の利上げ打ち止め期待がはく落して米金利がもう一段上昇し、株価に影響を与える可能性に注意が必要だ
東証33業種
| 上昇率上位 | 銀行、海運、その他金融、保険、精密機器、電機 |
| 下落率上位 | 鉄鋼、不動産、非鉄金属、輸送用機器 |
背景
- 世界の債券価格が下落基調、金融当局者のタカ派的メッセージ相次ぐ
- 雨宮日銀副総裁に次期総裁就任を打診したことはない-鈴木財務相
- 名目賃金4.8%増と26年ぶりの伸び、実質9カ月ぶりプラス-12月
- ニューヨーク原油先物は1%高の1バレル=74.11ドルと上昇
- けさのドル・円相場は1ドル=132円台前半で推移、前日の日本株終値時点は131円73銭