12月21日(水)米国市場市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

jun1susumuの投資復習ブログ

日々のトレードの復習を書いていきます。

米国市況】日銀ショックで円急伸、一時130円台半ば-株は反発

Peyton Forte、Sujata Rao-Coverley

  • 米国債は下落日銀が長期金利許容変動幅を拡大

  • 円は対ドルで1998年以来の大幅高-一時130円58銭

20日の米株式相場は5営業日ぶりに反発。日中を通して上下に振れる荒い動きだった。米金融当局が先週にタカ派姿勢をあらためて示したことが重しとなり、テクノロジー株は軟調が続いた。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 3821.62 3.96 0.1%
ダウ工業株30種平均 32849.74 92.20 0.3%
ナスダック総合指数 10547.11 1.08 0.0%

  S&P500種株価指数は小幅高。一方、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は10月以来最長の5営業日続落。年末を前にマクロ材料が少ない中、値動きは大きくなりやすい。

米国債

  米国債は総じてマイナス圏で推移。日本銀行が長期金利の許容変動幅を拡大したことを消化する動きとなった。日本の投資家が資金を国内に戻す動機が強まったことから、米国債はこの先一段と下落するとアナリストらはみている。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 3.74% 10.94 3.0%
米10年債利回り 3.69% 10.35 2.9%
米2年債利回り 4.26% 0.17 0.0%
    米東部時間 16時50分

  ドイツ銀行のアナリストらは「日銀政策が引き締め方向となれば、借り入れコストのより広範な低水準維持に寄与した世界最後の頼みの綱の一つが取り除かれることになる」と顧客向けリポートで指摘。米金融当局と欧州中央銀行(ECB)が先週タカ派姿勢を示したことから、市場は「既に不安定」になっていたと付け加えた。

  多くのエコノミストは日銀が来年に利上げに動くと予想するようになった。日銀は約10年にわたって異例の金融緩和策を続けてきた。

黒田ショック走る、日銀の緩和修正は出口に向けた市場混乱の始まりか

  エバコアISIのクリシュナ・グハ、ピーター・ウィリアムズ両氏は、高い為替ヘッジコストは日本の投資家による米国債投資が既に買い越しではなくなっていることを意味するとリポートで指摘した。その上で、日銀の行動は「世界の市場に混乱をもたらしたが、地殻変動的なイベントではない」とし、「日銀はイールドカーブ・コントロールからの対処可能な方法での段階的引き揚げは実際に可能だと実証している可能性がある。ただし、これは市場にとってなお重大な意味合いを持つ」と記した。

外為

  外国為替市場では円が主要10通貨に対して急伸。予想外の日銀政策が影響した。円は対ドルでは1998年以来の大幅上昇となり、一時4.6%高の130円58銭を付けた。ドル指数は低下した。

円が一段高、対ドルで一時4.6%高の130円58銭-NY外為

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1254.94 -8.95 -0.7%
ドル/円 ¥131.69 -¥5.22 -3.8%
ユーロ/ドル $1.0628 $0.21 0.2%
    米東部時間 16時50分

  サクソ・バンクの外為戦略責任者、ジョン・ハーディ氏は「他の中銀が金融引き締めを減速させているタイミングでの日銀の予想外の行動で、円は全面高となり、債券利回りは世界的に上昇している」と指摘。「円には一段の上昇余地があるが、世界的に債券利回りが最近の下げを再開しない限り、すぐに上値が重くなる可能性もある」と述べた。

  ソシエテ・ジェネラルのチーフ為替ストラテジスト、キット・ジャックス氏は日本の資産運用各社が日銀のよりタカ派的なスタンスに適応するのに伴い、円は1月に1ドル=125円に急伸する可能性があるとの見方を示した。

円急騰は始まったばかり、日銀政策調整はヘッジ誘発へ-ソシエテG

  三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のデレク・ハルペニー氏は「日銀によるシフトは、2022年の円売り急増の中心にあった政策乖離(かいり)が23年に反転するとの力強い、説得力ある見方を補強するに過ぎない。これは円を記録的な過小評価の水準に至らせた円売りの反転につながる」と指摘。「ドル・円はこれまでの想定よりも早期に120円台に突入する可能性がある」と話した。

原油

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。ドルの下落と、「ゼロコロナ」政策を脱した中国でエネルギー需要が高まる可能性が意識された。ホリデーシーズンを控え商いは薄い。

  米国で供給障害が続いていることも価格を支えた。今月操業を停止したキーストーン・パイプラインは完全再稼働が1週間遅れ、28日か29日を目指していると関係者が明らかにした。先週の悪天候の影響で、ノースダコタ州の生産量は日量約30万バレル減少。回復にはしばらく時間がかかる見通しだという。

TCエナジー、キーストーン・パイプライン完全再稼働を来週に延期

Crude Volumes Tank | Oil trading volumes slump ahead of the holiday season

WTI先物取引総量

出所:ブルームバーグ

  石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」は、今後も積極的かつ先制的に行動する以外に道はないと、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が国営サウジ通信(SPA)に語った。市場のファンダメンタルズにのみ焦点を絞り、それに応じて政策を転換する可能性があることをあらためて市場に示した。

OPECプラス、引き続き積極的かつ先制的に行動する-サウジ担当相

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、前日比85セント高い1バレル=76.23ドルで終了。この日が最終取引の1月限は90セント高の76.09ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は、19セント上昇し79.99ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場は反発。日銀ショックでドルが下げ、金を押し上げた。

  コムトレンズ・リスク・マネジメント・サービシズのディレクター、グナナセカー・ティアガラジャン氏は「日銀決定でドルが下げたことに、金は反射的に上昇した」と指摘。「しかし全体像としては金にはネガティブな状況に見える。利回りの上昇は常に、利子とほぼ無縁の金を保有する魅力を損なうからだ」と説明した。

BOJ Impact | Gold rises as dollar slips on Bank on Japan's unexpected move

 

出所:ブルームバーグ

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比27.70ドル(1.5%)高い1オンス=1825.40ドルで終了した。金スポット価格はニューヨーク時間午後2時36分現在、1.6%高の1816.85ドル。