こんな 幕開け

誰も望んでいなかった。

災難は時を選んでくれないのだな、

と思い知りました。


寒くて不安でお腹が空いているだろうな。

どんなに怖かったことだろう。


そう、思うけれど

出来るだけ 普通に過ごすことを心がけました。

何も力になれない間は

普通に過ごすことで 世界を廻す。

時間が経って

何ができることがあれば

お手伝いさせていただく。

何度も 災害にみまわれるうちに

そんなふうに、考えるようになりました。


地震や津波のニュースに慣れたわけじゃない。

いつも恐ろしい。

いつも悲しい。

幾度も非力を嘆く。

でも、

何処かに出来ることがあるならば

それを見つけて

小さく動いていく。



そんなことしかできなくて

ごめんなさいって

思ってしまうけれど

思うこと自体

不遜なことなのかもしれないなあ…。