昨日の午後は

少し 反省モード。


おはなし会で

三枚の札コを語り

あまり、ほめられた出来ではなかったので。


わらべ歌で 聞き手さんの気持ちを

手元まで引き寄せたまではいいけれど

出だしで いつも集中する子が

心ここにあらずな様子で

ふっと、そちらに視線が行ってしまった所から

全体が 緩んでしまいました。


札コは、出だし、和尚様が小僧に

御札を授けるところが肝心なのに

そこを聞き逃しては

後半の意味が分からなくなる。

そう、思った途端

ワタシ自身の集中も散漫になり

中身の薄いおはなしになってしまった。

案の定、『面白かった』ではなく

『恐かった』を頂いてしまいました。

鬼婆しか残らない。



語り手が 舵から手を離してはならんのに。

ばかばかばかばか。


はーあ。


しょぼん。




だけど、

帰ろうとしたら

何人もの子がワタシのところにやってきて


「えほんの箱、みして。」

「これは、読んでくれなかった。」

「それは、そら組さんで読んだんでショ?」

「この箱、ほしい。あたしの本入れたい」

「てんだっく(センダック?😄)入れる」


と、話しかけてくる。

今読んだばかりの絵本を

そっと手に取り、

ページをゆっくりめくっている。


えほんの箱とは、

おはなし会で読む絵本を

子どもたちに見えないように入れておくための

箱なのだけれど、

みんな、これを覗くのが好きで

触りたくて仕方ない。



ありがとう、と、思います。

下手を打っても

こうして、信頼して

おはなしを楽しんでくれて。


いつでも、

おはなしの世界の道案内を

しなくてはならないのに

時々、聞き手さんのほうが頼もしい。


おはなしひとつ、

薄かろうが

おはなし会は 面白い。





そして

おはなしの神様は厳しい方だから、

時折 こうやって

ワタシの中の慢心を

おっぺしょってくださるのだ。



慢心は下降の入口。


一生修行。



参考までに


《年中プログラム》

わらべ歌

いちびのき

絵本

ちいさなふるいじどうしゃ

さるのオズワルド

ヘクター・プロテクター…


《年長プログラム》

わらべ歌

いちびのき

語り

三枚の札コ

絵本

りんごのき

ヘクター・プロテクターと…