昨日は幾分しんみりでしたので、今日は元気よくストーリーテラー道物語、続き

ワタシの住んでいるマンションは長屋風、と申しましょうか、住民同士が仲が良く、
同年代が一緒になって、仲良く子育てするような、そんな環境でした。
そのお友達の中に、読み聞かせをしている人が、何人かおりました。
中でもEちゃんは、家族ぐるみのおつきあい。ワタシのお姉さんみたいな存在です。
お茶を飲んでいるときに、読み聞かせのサークルにはいりたいと相談しました。

彼女の教えてくれる話では、とりあえず絵本屋さんの主催している講座で
絵本の勉強をしてはどうか、とのこと。
いやいや、ワタシは勉強はきらいだ。ただ、おはなしが聞きたいだけなのに
なぜ、お勉強せねばならんのか、と問い返せば、彼女曰く、
「読み聞かせをかんたんに、考えてはいけない。
たくさんの、人を相手にたった一人で、一冊の本の内容を、魅力を伝えるには
ただ、絵本が好き、子どもが好き、だけでは通用せん奥深~い世界じゃ。
この森に足を踏み入れるならば、それなりの覚悟が必要。
そこもとに、それだけの考え、在りや?」

うう~ん。そこもと、それほど考えてなかったですう~。ごめんなさーい。

しっぽを、股の間に挟んで引っ込もうとする、ワタシの襟首をはっしと、掴むE姉さん。
「だいたい、子育てが終わってな~んもせんで、ぼおおっとしている
あなたの事は心配であった。良い機会じゃ。一緒に来るがよろしい。」

ああ~ん。そこもと、勉強はけっこうですう~。ゆるしてええ。

考えと頭の足りない過去のワタシを引きずって、E姉さんは何処へゆく?
はらはらさせつつ、次回へつづく。

(言うまでもなく、かなりの脚色があります。E姉さん、ほんとはもっと、優しいです。ふふふ)