昨日は所属している会の「語り講習会」でした。
講師はいつもお世話になっている、本屋店主様。ワタシが絵本と関わるきっかけを
つくってくださった、恩師のお一人です。

ご本人の読みも、語りも聞くたびに、この本読んでみたい!もっと聞いてたい!っておもってしまう。そして、指導して頂く度に昔話の力、本の奥深さを教えて頂けるのです。

お題は「大工と鬼六」 稲田浩二・稲田和子 編著(三省堂)
赤羽末吉さんの絵でお馴染のこの昔話。分析のしかたで、語り手それぞれの鬼や大工の性格がありおもしろかった。小学校で読み聞かせ活動も一緒にしてる、Tちゃんの鬼はちょっとユーモラス。ワタシのはごっつごつの岩みたいな奴。

語りって、暗記ではないというのが、4年目にしてやっと理解できてきました。
語り手自身がそのお話を「真実」と感じるまで、読み込み、聞き手に「こんな面白いことがあってね・・・」と差し出す感じ。店主様が4年まえから同じ事、指導してくださってたのに、実践してるつもりで、ぜんぜんできてなかった。
日々是精進の日々です。すてきなお話を届けられる語り手にいつかなりたいなああ。