わたしの街の近くに、絵本、児童書の専門店があって、そこでは子どもの文庫だけでなく
大人のための文庫もやっています。

子ども文庫の会 季刊誌「子どもと本」のなかに紹介されている本の中から
2,3冊を味わいます。毎回すてきにおもしろい!

今日は「ヘムロック山のくま」 アリス・アルグレーシュ作 福音館書店
「きかんぼの ちいちゃいいもうと」 ドロシー・エドワーズ作 福音館書店
の二冊。ヘムロック山~は、小さな男の子の期待と冒険心が、静かな春近い山の
空気をふくんで、素朴に語られていきます。
とても、大きな事件が起きるわけでも、謎めいた人物が活躍するわけでもないのに
春の香り、ざらめのような残雪の踏み心地、ちいさな生き物達のひそやかな息遣いを
じかに感じることができました。

月に一度の贅沢な時間です。