読み書きが苦手な場合は支援級から通常級へ | 心理カウンセラーのつぶやき

心理カウンセラーのつぶやき

前職では児童、女性問題等を主に担当。今は司法矯正や依存症等の心理専門職。対人援助職はさまざまな現場で臨床経験を積みながら、生きづらさを抱えた方のお手伝いができる専門職と考えています。統合的心理療法を実践。実はお笑い好きカウンセラー。

発達障害について。

学習障害について。


SNSを見ていたら、

いろいろな情報があふれていて滝汗

その情報には…



明らかに違うものがあります。



私は学校巡回心理士として、

困っている児童生徒を見てきました。



ウイスク検査の前は、

1限目の授業をしーっかり見る凝視凝視



もちろん、

児童は、あの人だれ〜口笛はてなマーク

チラチラ見ますね。

かわいい笑



だから、

ちゃんとあいさつニコニコ



おはようございます!

え?小さいな(笑)

はい、もう一回、

おはようございます。

今日はみんなの授業を見にきました。


つかみOKラブラブラブラブ

全体を見るふりしながら、

検査予定の児童は詳細に観察します。

(一斉指示の反応、ノートの書字、机の中など)



今、思えば、



字をうまく書けず、

大きさがバラバラだったり、

判別もむずかしかったり、

読み書きが苦手な子どもが多かった。




処理速度はやや低く出るけど、

みんながみんなではありません。

実は、

点数が低い理由(学習の困難)は、

子どもそれぞれ。

おおまかな指標だけではわかりません。



少し話すと、



手先の不器用(運筆の弱さ)なのか、

図形や文字をとらえる力が苦手なのか、

などなど。


複雑な要因は重なっていて、

困難やその表れ方は多様なのです。

検査はたくさんあり、

その検査の関連性も考えながら、

将来的な見立てを必ずしますうーんうーん



スクールカウンセラーもそうですが、


発達検査の実施、採点、解釈は、

十分な専門的研修や経験を重ねた心理職が、

行わなければなりません。




心理職は、

単なる結果を伝えるだけでなく、

その子どもの今後の学習や生活に役立つ、

具体的な見立てやアドバイスが求められます。




ウイスク検査をする者であれば、

一度は手にした専門書に必ず書いています。



残念ながら、



現場経験の浅い心理職や教員、

発達検査を実施した経験をもたない者が、

結果だけをステレオタイプ的に伝える。

そんな心理職が最近は多い。



スクールカウンセラーに対し、

発達検査を実施したことがあるか、

昔ではなく最近、大学院でなく仕事として)

質問してよいと考えています。


その心理士が、例えば、


私は大学院でちょっと学んだだけです。

そのため、すみませんが、

ウイスクの見立てや助言は自信がありません。



正直に言える心理職、スクールカウンセラーは、

かなり信頼できる人でしょう。

私も、まだまだ、まだまだ。

検査は何千回してもそうですし、

新しい考え方も出てきます。



で、最後、学習障害について。

私の考えは、




早めの介入がいい。

早ければ早い方が良いと考えます。

その子どもに合わせた個別的指導が必要。

支援計画の内容として、

その子どもが小学低学年であれば、

高学年あたりで普通級に戻せるようにしたい。




あくまで一般論であり、

その子どもによって修正はしますが、

学校の教育体制に改善が必要なら、

遠慮せずに進言します。



学習障害の可能性がある場合、

子どもの精神的疲弊はかなり大きい。

周りに比べ自分はできないと辛いものです。

しかし、その子にとって、

できないことが当たり前なので、

できないことを注意してはいけません。




教師や保護者の関わりで、

焦りや劣等感などが生じることもあり、

健全な成長を阻みます。

子どもは成長します。

その子どものペースを心理士は見立てます。



あちゃー無気力

こんな時間になってしまいました。

ごはん食べますねニコニコ音譜音譜音譜