夢物語。‐私が描いた世界‐ 32 | 言葉、紡ぐ詩

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☆tomo.のブログ★

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“自分の幸せだけ

じゃないんだな。

相手の心を思いやる事が

大切なんだよ。トモ。

これは魔法使いだけでなく、

普通の人間にも共通することでね。



これはね、遠い昔の話。

私の知り合いにね、

可愛い娘さんが居てね。

彼女は人間の男の人と結婚した。

旦那さんにすごく愛されていてね、

これほどの幸せはないとそう言っていた。

自分はこの世界に、

この時代に産まれてこれて良かったと、

彼女はそう言ったのよ。

あの魔女狩りの時代に。

あの子はそう言って消えていった。


…むしろ、誇らしかったのかもしれない。

私はここまで愛されていたのよって。

彼は私を守ってくれる。

でも、私を守ることで

彼の命まで危険に晒される。

大好きな彼には

もっと先の時代まで生きてほしいと。

若かった彼女は、それでも

彼の命を尊重した。

そのやり方が正しいとは言わない。

だけど、私はね、勇敢な事だと思った。

誰にでもできる事じゃないなって思ったよ。”






そう祖母が語っていた事が

心の記憶によみがえった。



祖母が彼女から

受け取った呪文は、愛。



愛する事、愛する者の為に

生きること、朽ちる事。



そういう事だったのだろうか?