『またたくさんで、
どうしましたか?』
タク様は
いつもの調子を
崩さなかった。
〈タク様、
今までの魔物はどこへ?〉
『主様の命令で、
地下の牢屋に閉じ込めているが…』
〈きっと、それでは
意味はありません。
憑りつかれた人間が
自分の意思で魔物と戦わないと
魔物に食い殺されるだけです。
そしてまた、魔物は
そこから這い出し、
他のものへ寄生する。〉
『どういう事だ?』
〈時間がありません。
…説明は移動しながらでも
よろしいでしょうか?〉
牢屋へと
案内してもらいながら、
私は寄生虫の事を
タク様に説明した。
タク様は、
神妙な面持ちで
話を聞いていた。