私の先生。-1- | 言葉、紡ぐ詩

言葉、紡ぐ詩

☆tomo.のブログ★

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ポエムやおはなしも時々ねッ

よければ、覗いてみてください (*´˘`*)♡

記憶の奥をそっと辿れば、
いつもあなたの温もりがそこにあって。
あの頃、理解出来なかった

あなたの言葉一つ一つが
今になって響いてくるんだ。
この心に・・・




両親が共働きで
小学校から帰った

私たち兄弟の面倒を見てくれるのは
いつもきれい好きのおばあちゃんだった。



私のおばあちゃんはね、
料理が苦手な、せっかちな性格で。
じっとしてるのが苦手でね、
だから、とにかく動いてるの。



朝起きて、私たちの朝食を作って

送り出すと家の隅々まで掃除して、

洗濯して、畑の手入れをして。
とにかく忙しい人だった。



そんなおばあちゃんは、
ときに優しく、ときに厳しい人だった。



好き嫌いが多かった私に、
苦手な料理を工夫して作ってくれて
食べられなくても、怒るというよりは
諭してくれるような、

語り掛けるような口調で。



「命はね、大切だ。ってよく言うでしょう?
それは、なぜだと思う?」


―分かんない。



「どんな姿形に産まれてもね、
命の大きさは変わらない。
あなたの命も、空を飛ぶ鳥の命も
大きさは変わらないのよ。


例えばね、

お肉を食べる、お魚を食べる。
そのお肉もお魚も、

一つのかけがえのない命だった。
家族を持ち、一家を支える

お父さんだったかもしれない。
優しい笑顔で家族を見守る

お母さんだったかもしれない。
その一つ一つの

かけがえのない命の一部を頂くことで、

それがまた私たちの血となり肉となる。
つまり、私たちの体を支えてくれるのよ。
そうやって、私たちは生きていくの。
どこかの命が誰かの命を支えていくのよ。
だからしっかり食べて、力をつけて、
私たちは頂いた命のぶん、
精一杯生きていかなきゃいけないのよ。」



あの頃は、ぼんやりとその言葉を聞いていて、
だけど、覚えておこうと思った。
大切な事なんだと。