私の地域の花火大会。
ここに住んで
ここから花火が
見れる事を知ってから
毎年ここから見てるの。
目の前に高いビルが
そびえてるから
大きな爆発音で
高く上がる花火しか見えないけど。
わたしにはちょうど良いの。

ビルからね、
ひょこっと飛び出るそれが可愛くて。
いとおしくなっちゃう。
でもね、
花火って虚しくなるから
最後まで見れないの。

美しいその姿は
火の粉となって形を落としていく。
キレイって目を細めてる間に
影なく消えてゆく。
「あーぁ、終わっちゃった。」
そう、思って見上げた空には
いつもの暗闇が戻ってきてて。
いや。
いつも以上の闇が私を襲うの。
なんかね、
迷子になっちゃったような
気分になるの。
知らない間に終わっていく夏。
どうしよう、終わっちゃうよ。って
虚しくなるの。