私が知らないことを知っていて、
いつも私より先を行く。
それは あなたが私より長生きだから?
この世界の移りゆく様を
そこからずっと見つめ続けていたから?
"そうだよ"
風に乗って そう聞こえた気がした。
そうだよね。
あなたはここで
根をはり、栄養をつけ、
天高く昇り、ずっと私達を
見てくれているんだものね。
暑い日は、
その大きな体で
日陰をつくってくれて…
心さみしい季節は、
葉っぱの絨毯で
私たちを出迎えてくれて…
寒い冬に、ただただ
じっと耐え、新しい季節に
願いを掛けているんだもの。
今日も、あなたを見つめて
胸いっぱいの希望を
心にためこんで…
ありがとう。
ここに居てくれて。
ありがとう。