大切な人程、
早く話さなきゃいけない。
でも、
話すと離れていくかもしれない。
大切な人の負担になりたくない。
そう、思っての
たくとの決断は
悲しい。

神経科の先生が言ってた、
ALSとともに生きていくコツは、
次はどこにくるのか、そんな事を
考えないようにする事だって。
でも、人間はそんなに強くない。
どうしようって、不安になるし
迫り来る病魔に怯える。
たくとは、
めぐに病気の事を話せなかった。

「何かあるなら言ってくれないと
分からないよ」

"言葉"を持つ以上、
私たちは何かを伝えるとき
言葉で伝えなきゃならない。
たくとがめぐの
負担になりたくないって思う以上に、
めぐはたくととの時間が大切なのに…
いろんな人の思いを
感じながら観ると、
本当に悲しく虚しくなりました。

言葉足らずだから、
傷つけちゃう。
そこに存在する悲しみや優しさに
気づけないから。
それが伝わらないから。
これから二人がどうなるのか?
しげ先輩に病気がバレた事で、
これからどんどん症状が
出てくることで、
周りの人達も少しずつ気づき始める。
たくとの病気を知って、
彼らが彼に与えるものはなんなのか?
最後に、

めぐのお母さんが言ってた。
「病気が与えるものは、
辛さだけじゃないのよ。
幸せだなって思ったこともあったし。
旦那との時間は、
私にとってかけがえのないもの。」
そうやって、
歩いていってほしいなって
心から思った。
誰にも言わず、
抱え込んじゃうたくとだからこそ
めぐと、周りの人達に囲まれて
生きていってほしいなって。