朝、9時過ぎに長女から電話。


平日の午前9時・・・・・・仕事中のはずだ。


もしもし、の4文字にわたしの全神経を集中させる。


これは今日に限ったことではない。


長く一緒に住んでいない母の習慣である。


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・・・・・・あれっ・・・・・・・・・・・( ・(ェ)・)・・・・・・・・・・・・・・


明るい機嫌のよい声・・・とりあえずほっとする (・∀・)・・・・悪いことではなさそうだ。


「インフルエンザなの、へへっ」


いまさらですか~!?


もう桜が咲いていますけど?


長女は身体が弱い。


何か内科的な病気を持っているわけではないが免疫力が低いそうだ。


小学生のころからインフルエンザにかからなかった年が何回あっただろうか?


中学、高校、大学の各受験の年だけは大丈夫だったが

イギリスの大学院受験の二週間前には肺炎になった。


一人、異国の病院でどんなに心細かっただろうか。

(わたしももう受験どころではないと諦めていたが、火事場の馬鹿力か奨学金付きのおまけまで貰って合格できた。)

思い返すと、受験だけは運と気力で乗り切ったようだ。


今長女は25歳、


昨年もインフルエンザになっている。


暮れにやかましく予防接種を受けるように言ったが、ガンとして受けないという。


ママの言う通りずっと予防接種を受けてきたがほとんど毎年インフルエンザにかかっている。

おまけに去年は40度近い熱で夜間の救急外来に駆け込んだにもかかわらず陽性反応がでなかったので薬(タミフル)を出してもらえなかった。

医師が言うには予防接種をしていると陽性反応がでないこともあると。

陽性反応がでないと薬もでないし診断書も書いてもらえない。

診断書がでないと仕事を休むのに自己欠席になり肩身が狭い。


というのである。




どうにか今年はインフルエンザにかからずに冬を越せたと思ったら今頃である。


昨日検査したら陽性反応がでてタミフルを処方してもらい

発症48時間以内にタミフルを飲むと効果が大きいそうで、

今日は熱も下がり食欲もあるそうだ。


「辛くないし、診断書も貰ったからどうどうと仕事休めるの」と機嫌よく電話してきたのだ。


ところで昨日から次女くま子も熱がでている。


38度で咳が出ていたが今日は熱も咳も落ち着いている。


長女にそう言うと


「それ、インフルエンザだよ。

わたしも最初は咳と38度くらいの熱でただの風邪かと思った。

だから、くま子ちゃんもはやく病院に行ったほうがいいよ」


いっけん、妹を心配する優しい姉のようだが、


わたしは知っている。(・ω・)/


これを翻訳すると


わたしだけが(しょっちゅう)インフルエンザとはちとおもしろくない。

妹であるくま子も当然インフルエンザになるべきだ?みたいな? 道連れ?

(笑)


長女はいくつになってもくま子にライバル心を持っている。


くま子が重度障害を負った22年前に勝負はついているんだけどな~


ついこの間も

アルバムの赤ちゃんのときの一枚の写真を指差し


「ほら、見てっ。

この写真のわたし、かわいいよね。

やっぱり赤ちゃんのときからくま子ちゃんよりわたしのほうがかわいいよねっ」


・・・・・・・・・・・

それはくま子の写真だよ・・・・・・・( ´艸`)




さて、かかりつけの病院の診察は午後からなので(ただの風邪だと思うけど)

くま子を連れて行こうかな~