パナソニックとNECがFOMA携帯として
初めて第3世代携帯電話を世に出したのは、2001年の秋、
ドコモが世界に先駆けて開発したW-CDMA方式の船出だった。
開発部門の人間にとっては、
悪戦苦闘の中から生まれた大きな成果だった。
苦しみながらも時代の先を行くという誇りを持っていた。
しかし、使う側に立つ市場からは、
重たい、待受け時間が短い、つながりにくいと散々だった。
ドコモより遅れて第3世代に進出したKDDIでは、
従来の基地局をそのまま使えるCDMA2000を採用し、
一気にシェア挽回のきっかけとなった。
仲間由紀恵の先進性をポイントにしたCMが、
かなりドコモをいらだたせたに違いない。
今や主流の携帯電話になっているW-CDMA方式だが、
出だしの苦労を知るものにとっては隔世の感がある。
時の流れは速いもので、
FOMAはMOVAを追い越し主役になった。
そして、方式開発の現場では、
すでにもう3Gから次への流れが加速している。
より高速のHSDPA方式は、3.5Gと呼ばれ、
さらに最近話題となっているLTEは、
Super3Gと呼ばれ導入計画が明らかにされ始めた。
将来、4Gで取り込もうとされていた技術は、
ほとんどHSDPAやLTEで採用されるよう。
したがって、こうした方式と4Gの違いが良くわからないが、
3Gがもはや普及技術と位置づけられることには正直驚き。
開発者には、「もう十分」というフレーズはなさそう。
3Gから4Gへ。
あらたに世界初に挑む技術者は、
3Gの時以上の苦しみを経験しているに違いない。
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