堺屋太一の日経新聞「世界を創った男チンギス・ハン」は、
今日で早214回目になる。
だんだん面白くなり、毎日ワクワクしながら読んでいる。
渡辺淳一の愛の流刑地も毎日楽しみだったが、
やはり恋愛ものより躍動感のあるもののほうが、向いている。
子供の頃、チンギス・ハンの生涯をマンガで読んだ事はあるが、
結局、ほとんど何も覚えていなかった。
大きな集団のリーダの息子だったチンギス・ハンが、
父親を毒殺され辛酸をなめながら少しずつ仲間を増やしていく。
ジャムカという友人と共に、勢力を伸ばしていくが、
ついにはそのジャムカ軍と正面からぶつかる事になる。
最近のストーリーは、まさに激突の直前といったところ。
すみずみにさすがは堺屋太一と思わせるところが出てくる。
約800年も昔、紙も文章もない中で、
情報伝達や組織強化をどのように進めたか、
その辺のところが良く考察されて書かれている。
したがって、話の展開に無理はなく、
一から巨大な帝国を作っていく過程が納得しながら読める。
その辺がワクワクする所かも知れない。
NHK大河ドラマの「功名が辻」も面白い。
2年前の大河ドラマでは、前田利家を中心に織田・豊臣・徳川を描いたが、
今回は同じ時代を、山内一豊を中心に描いている。
歴史解釈にかなり無理もあるが、
ひょっとすると本当の豊臣秀吉はこんなだったかもしれない、
徳川家康もこんな人物だったかもしれないと思わせるところが良い。
何故、豊臣秀吉が天下を制したか、
何故、徳川家康は遠回りをしたか、
何故、茶々が表舞台に躍り出たか、
一応の答えが見事に描かれている。
これから豊臣の統治が少しづつ狂い始める。
これまた毎週日曜日ワクワクしながらテレビを見ている。
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