金曜日朝4時からのワールドカップブラジル戦を見るために
前日は早くから床についた。
寝ないでそのまま観戦した人も多いと思うが無茶はしなかった。
試合が始まり、ほんの少しよもやという期待を持っていた。
最初に玉田が1点を入れた時は、ひょっとするとと思った。
誰もがそう感じたに違いない。
しかしやはり奇跡は起こらなかった。
後半はすさまじいブラジルの猛攻だった。
結果的には、第1戦のオーストラリア戦がすべてだった。
あの試合で勝ち点を上げられなかったのが最後まで尾を引いた。
ブラジルから2点差以上で勝利するなど夢のまた夢だった。
日本側のボールはすぐに横取りされ、
ブラジル側のボールを奪うのは至難の技だった。
パスミス、シュートミスは目を覆うばかりだった。
中田は、オーストラリア戦もクロアチア戦も勝てる試合だったと言った。
負け惜しみをよく言うよと感じていたが、今頃になってその意味がわかった。
勝てる試合だったというのは、
一般的には「実力は勝っていたが、たまたま十分な働きが出来なかった。」
と解釈できるが、
中田の言っていたのは、
「実力は拮抗していて、頑張れば勝てるチャンスがあった。」
ということのような気がしてきた。
何故ならブラジルは「実力が上で、とてもかなう相手ではない。」ので、
確かに第1戦・第2戦こそ勝てる可能性がある試合だったと言える。
ノストラダムスの大予言によれば、
今年のワールドカップはスペインが優勝することになるそうだが、
日本人にはもはや興味の対象ではなくなりつつある。
