松下とソニーの業界覇権争いがまた面白くなってきた。
火花を散らす範囲は必ずしも一致しているわけではない。
ゲーム機器では松下はとっくに退場しているから、
ソニーは任天堂やマイクロソフトと戦っている。
家電分野ではソニーはもともと商品を持たないから、松下は戦う相手に選べない。
松下対ソニーといったとき、会社全体の比較になるが、
やはり戦う土俵はAV機器分野が中心となる。
5年前に中村社長が就任したとき、松下電器はガタガタだった。
松下がソニーに挑戦するといっても、
冷ややかに見守る人が多かった。
当時松下内においてさえ例えばテレビやSDメモリーカードが、
ソニーを逆転することを信じる人は多くはなかったように思う。
ソニーの油断は完膚なきまでに松下にたたかれた。
松下のビエラがプラズマテレビで断トツとなったとき、
逆にソニーはもうだめだ、という声さえでてきた。
出井体制は入れ替えが求められ、経営陣は刷新された。
しかし、さすがはソニー。
薄型テレビは欧州から強力に巻き返しを図り、
今や液晶テレビのシェアは、
トップのサムソンをひっくり返すのが時間の問題という。
国内でもこれから、激しい戦いが始まるに違いない。
変わった所ではノートパソコンの分野でも松下とソニーが独走している。
4/8の日経新聞の何でもランキングでは、
1位と3位がソニーのバイオ、2,4,5位が松下のレッツノートとのこと。
NECや富士通が強いディスクトップとは様相が全く異なる。
松下もソニーもビデオでは小型軽量化で極限の技術を有しており、
ノートパソコンのレベルアップに貢献しているものと思われる。
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