今朝の日経は、「会社とは何か」の中で三洋電機を辛らつに書いていた。
松下電器の苦悩は、落差が激しいから目立っているだけで、
経営数値上の優等生に変わりはない。
シャープと並んで関西3家電の一つ、
三洋電機の不振・凋落は、それこそ存続が危ぶまれる状態。
明日はあるか?と、誰もが注目している。
三洋電機の創業者は松下電器の創業にも参加しており、
松下幸之助創業者の奥様の弟というのは良く知られる話。
井植家は、松下と離れて見事に三洋電機を育ててきた。
2次電池を始め、松下電器を越える分野もいくつか開拓してきた。
デジカメでは、各社から生産委託を受けるほどの勢いだった。
しかし何故か思い切りつまづいた。
不振を打破するのに若い長男を社長に据えた施策は誰が見てもいただけない。
野中ともよ会長の就任は世襲をカモフラージュするための奇策と取られてもやむなし。
外野席からでもそう思うぐらいだから、幹部社員の士気の低下は創造を絶したはず。
現社長より若い社員の中から、とてつもないスーパ社員が出てくるようなことがなければ、
もはや取り返しはつかない。
考えてみれば、松下幸之助創業者は、三洋電機の愚は踏まなかった。
望んでいたかどうかは別として、本来のあるべき姿から外れなかった。
誰からも何も言われない立場を極めながら、
決してつまづくことのなかった姿は、やはり神様という他ない。
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