社会的にインパクトの強い問題は、しばらくマスコミ報道が集中することが多いが、
今回の耐震強度偽造問題は、そういうことになりそうなきつい話。
震度5で崩壊する可能性があるとは、にわかには信じられないのが誰もの本音。
1年半前ごろ、平均面積が大きいことで知られるH社が、
横浜磯子の住宅街、横浜プリンスホテルのすぐそばに、
中規模マンションを建てるというので見学に行ったことがある。
広さは悠に150平米近い、庭の敷地も入れると200平米を超えるという豪華さ。
しかし価格は5千万円台という魅力に、思わず手付けを払う寸前まで行った。
結局、交通の便が悪いということで二の足を踏んだが、
そのH社も、今回の耐震強度偽造問題で名前がチラホラする。
私は買わずに済んだが、実際に住んでおられる方の心中は察するにあまりある。
業界では、建設コストをギリギリまで下げるのは常識とのこと。
ギリギリまで下げるのはわかるが安全性を飛び越してはギリギリではないではないか。
防災と防犯とはカテゴリーが異なるが、
防災に手を抜くぐらいだから、とても防犯にまでコストも知恵も回っていないはず。
誰しも湯水のごとく財産を持っているわけではなく、
特に住宅は一生に一度の買い物になる可能性が高いので、
今回の問題は社会的インパクトが大きい。
今後、単にマンションの価格が高騰するだけで終わることのないように望みたい。
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