総管理人のTootsie Rollです。
2020年度(2019年8月実施)の受験生の方の体験記です。
今になって遅れて掲載することになった理由は7月12日の記事をご参考ください。
第42弾はﾐｮﾐｮﾐｮさんの体験記です。
(回答日：2019/09/07)
受験年・コース・合否結果
2019年8月入試 (2020年4月入学) 2年コース 合格
年齢
20代
卒業学部
他大 非医療系学部
東大SPH受験は
初めて
受験時の職業
大学/大学院からストレートにSPH進学
併願校
なし
東大SPHを受験した理由 (公衆衛生学を志した理由)
独学で疫学と生物統計を勉強していて面白いと感じ、詳しくなりたいと思ったから。（公衆衛生学を志した理由ではないことはわかっていますが正直な理由です）
研究テーマ
現在は特になし。
かつてPubMed上での食中毒アウトブレイク報告論文収集の仕事をしていたことがあります。
東大SPHのここがオススメ
現時点ではまだ入学していなく、在学生・卒業生の方が述べられていることしか知らないので回答は控えさせてください。入学後、自分の言葉で話せるようになってから回答できたらと思います。
将来のキャリアプラン
具体的には決めていません（面接では現在の経歴に即した回答をしました）。まだ1つの専門職からの観点でしか公衆衛生というものを見れていないので入学後決定したいと思います。
受験勉強法 (勉強期間、推奨参考書、解いた過去問の年数・周数、失敗談など)
①勉強期間
3月の中旬に過去問を取り寄せてからの5か月。
全く知らない用語・単語ばかりで受験やめようかと思った。
②推奨参考書
【英語】
・国際保健の文脈で英語を学ぼう、とかいう大学の図書館によくある本
・医学部英語対策系単語帳は医療に関するテーマの単語を学べてよかった
・BBCの公衆衛生系の記事を漁っては英語原文で
（今年は中絶禁止法案やらゲノム編集ベイビーが来たらいいなと思っていたけど外れました。社会問題ごとによく使われる単語とかをまとめたらいいかもしれません）
・public health系のジャーナルの一般向けの文章。（ｵﾋﾟｵｲﾄﾞ中毒問題やはしか予防接種の義務化などの文章を見かけました）
【統計学】
もともと好きで勉強していたので特に対策無し。
【公衆衛生】～試験傾向が変化しすぎてアドバイスに自信がありません
・公衆衛生が見える
・クエスチョンバンク
・Youtuber「メンタルドクターSidow」「精神医学松崎先生」
・過去問
【疫学】
・対策の仕方がまったくわからずロスマンepidemiologyのintroductionというペーパーブックを持っていたので読みました。modern epidemiologyよりは簡単に理解できます。
※本番は自身が携わったことのある食中毒だったので5分で解答しました。
【生物統計】
・生物統計学標準教科書
※一般的な生物統計を学ぶにはいい本だとは思うのですが、試験問題の対策になるかと言われると…
【予防医学】
・過去問のみ。
※本番は圧倒的計算量に滅しました
【医療倫理】～かなり時間投資しました
・時事ネタが必ず出題されるのではないか。CBELの情報は1年通じて追うべき
・クローズアップ現代などのドキュメンタリーもの(Youtube)
・脳死 or 安楽死で家族を亡くした方のエッセイなど
・「この単語は準備しておこう」と思ったフレーズの自分なりの説明作成のためにいくつかの教科書の類を図書館から借りて読んだ
（補足）いま機械学習・深層学習のためのG検定というものに取り組んでいるのですが、選択問題の医療情報システム学に役立ちそうです。また選択肢の公衆衛生の最後に”バッチ学習”と言う単語がでて僕は本番では意味が全く分からなかったのですが、G検定の勉強で理解できました。
③解いた過去問の年数
8年分。理解してるか・覚えているかの確認は頻繁に行っていた。
④失敗談
受験友達欲しかった。タイムライン上のみんなが敵に見えた。
面接で聞かれたこと、受け答えた内容
①「ご自身の経歴を踏まえて受験の理由を教えてください」
⇒{食中毒の事例報告を収集することという仕事をしていたことがある。1つ1つの指標の計算方法などは独学でわかるようになったが、批判的な読み方だとか自分で実践できるかということを考えると無理だと思った。疫学を学んで疫学論文を読めるようになりたい}
②「将来のキャリア」
※現時点で進路として興味があるものを答えましたが正直に言うと真剣に考えている訳ではないです。
⇒{国立感染症研究所で実地疫学の担当官か、トレースバックのサービスを提供している会社}※食品トレースバックについて小論文
③「君の興味は食中毒の疫学ということだけど、その研究をしている人は正直に言うといないんだよね。他に学んでみたいことはある？（川上先生）」
⇒{公衆衛生に情報システムを取り組むということはどういうことなのかを学びたいのでpublic health informatics。他には獣医学部で倫理に関して興味をもったので生命倫理}
④「情報システムに興味あるということだけど、プログラミングってやったことある？（川上先生）」
⇒{できません！！}
⇒「だめじゃーん！！！！（川上先生）（会場笑い）」
⑤「渡邉さん獣医出身ということで伺いたいんですけど、獣医の公衆衛生とヒトの公衆衛生って考え方が違う可能性がある。ヒトの健康のために動物を殺すことはできますか？」
⇒{はい、ヒトのために動物を殺さざるを得ないことになっても大丈夫です｝
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